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心の中のガラスは砕けて散った
第6章 6月
月曜

和彦は外回りと、営業ボードに行き先を適当に書き
自宅へ戻った、子供達は学校へ早紀はパートに出かけ
無人の家の中、リビングに入り座って
煙草に火を付け 煙を吐き出して 部屋の中を見回し
金曜夜の早紀の痴態を思い出し、
歯を噛みしめる

・・・だれだ?・・・・

・・・知り合いか?・・

・・・パート先?・・・

頭の中で、交友関係を一つ一つ思い浮かべ、
早紀の言葉に出て来る 男達を思いどれも違うと
頭の中で否定してくる、

そうなるとパート先か?
確かに男性アルバイトや、男性社員が働いていて
知り合うチャンスは多い、
早紀の口からファミレスの話しは
困ったお客や、子供連れに喜ばれたと
仕事の話は聞くが 従業員の話しを
聞いた事は無かった、
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