この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
心の中のガラスは砕けて散った
第6章 6月
和彦は電話の傍に腰かけ、
子供達がゲームをする姿を眺めていた
時計の針が7時を指し、子供達がゲームを辞め、
アニメにチャンネルを合わせた時、
電話のベルが鳴った、

早紀がキッチンから 慌てて走り寄る前に
和彦は受話器を上げ

「 はい!! 山田ですが 」

「・・・・・ 町内会長の成田ですが、奥様は? 」
少し間が開き、男の声が聞こえ
和彦は早紀に 受話器を渡して

「 町内会長! 」
和彦は電話を受けた時、相手が少し間を開け
話しかけて来た声で

・・・・こいつか!!!・・・・
確信していた

早紀が受話器を持ち、電話のコードを伸ばして
廊下で話を始めた

「 お待たせしました 」 
( 旦那さん帰ってたの? )

「 ええ,はい!、そうです 」
( 今日は、話は出来ないか、残念だな )

「 そうですね・・・ 」 
早紀は和彦に聞こえないような小声で、
8時半には 和彦が家を出ていくと伝え

( 後で、もう一度電話入れても大丈夫? )
「 そうですね大丈夫だと思います、それでは 」
早紀は受話器を戻し、キッチンに戻り和彦の
夕飯をテーブルに並べた

8時半 呼び出し音が

「 はい 山田です 」

「 さっきはゴメン ご主人が出て驚いたよ 」

「 うふっ! 私も主人が帰って来るとは
  思わなかったから そう7月の8日
  休み取れたけど・・・・ 」
早紀は不安そうに切り出す、

少し間が開き 康二がカレンダーを見ていたのか

「 火曜日だね 有難う休み取るから 」
嬉しそうな康二の声を聞いて通話は終わった
/174ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ