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心の中のガラスは砕けて散った
第7章 7月
シルバーリングを嵌めた指先が 和彦の前のグラスを
持ち上げ、水を注がれたグラスがテーブルの上に
和彦が顔を上げると、早紀が笑顔で

「 お昼・・・? 」
何時もの甘えた声で聞いて来た、頷いた和彦を

「 主人なの 」
早紀の横に近寄って来た 中年のウェイトレスを見て
紹介してくる、和彦は食べ終わった皿を前に押し出し、
頭を下げた

「 今日は? 」

「 8時にアポが1件 10時位 」
和彦は帰宅時間を告げた

「 今日 私、C担当なの さっきパパ座ってるの
  気が付いたけど 手が空かなくて・・・ 」
何時もの笑顔を見せ、覗き込んで来る
笑顔を見せ頷いた 和彦は立ち上がり
駐車場へ向かった、車に乗り込み エンジンを
掛けたまま、ファミレスの大きな窓から見える
店内を、時折見える 早紀の姿を眺め 集躁感に
駆られた心で 早紀の姿を追っていた

約束の顧客の許へ、走らせる車の中 騒めく心は
頭の中に色々な思いを語りかけて来る

ーー 浮気は何時から??? ーー

青いジーンズのミニスカート
薄ピンクのサマーセーター
ヘッドライトに浮かぶ妻の姿、

車を、慌ててUターンさせて 妻の居た場所に
車を戻し、妻の姿が無かった事の喪失感 
疑問が幾つも頭の中を駆け巡った

ーー 何処へ? ーー

ーー 誰と ? ーー

ーー 誰の車に??? ーー
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