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心の中のガラスは砕けて散った
第7章 7月
翌日 

和彦が帰り普段着に着替え
ゲームに夢中の二人の息子の頭を撫で
息子達がコントローラーを振り 嫌がる姿に
早紀は笑い顔で、和彦の前にお茶を出し
話しかけて来た

「 美穂、覚えている? 」

「 美穂さんて? 」

「 高校の時、一度紹介したでしょう 美穂が火曜に
  遊びに来るの、お店休み取ったんだ、 婚約したから
  その報告と、高校以来だから、お昼を一緒に食べるの 」
和彦は嬉しそうに話す早紀を見て

「 楽しんでおいで 」

心の中では、 早紀の働いている店に
行くように成ったから
アリバイ作りかと、奥歯を噛みしめ
笑顔を向け

・・・ 火曜 ・・・

心の中しっかりと 記憶させた


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