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心の中のガラスは砕けて散った
第3章 依頼
藤堂はカレンダーを見た、今日は金曜、
靖之が此方に車で帰って来る前に
連絡を入れて、自宅へ帰る前に事務所へ寄って貰う様
手配するため 職場へ電話を入れた

「 近藤様ですか? 」
藤堂の名前を伝え、近藤を呼び出して貰う様頼んだ後
少し間が開き、近藤が電話に出て名乗り、藤堂の名前を
聞いて

「 何か分かりましたか? 」
電話口に出た、靖之の不安そうな声が聞こえ

「 実は、盗聴器を二つほどお部屋にセットして  
  頂きたいと思いまして 」

「 盗聴器ですか?・・・ 」
確かめる様に聞いて来た

「 はい、近藤様のお宅の通話履歴を
  確認したら、公衆電話からの通話が
  何度か入って居まして、通話内容は
  聞くことは出来ませんが、奥様の通話
  聞いて見たいので、お願いできますか 」
靖之は少し間を開け、帰りに事務所へ寄ると
通話を終わらせた

7時半事務所のドアをノックして靖之が入って来た
藤堂の前に座り 目の前に差し出された通話履歴の
束に目を通して行く、桃花が付けたマーカーの印を見て

「 家内の実家です 」
マーカーを指さして言う

「 お近くですか ? 」
藤堂が聞くと 靖之は頷いて

「 隣の市内に住んで、お義母さんが夕方家に来ているようです 」
藤堂はそれを聞き 引き出しから二口コンセントを2個机の上に置いた

「 これを リビングと寝室のコンセントに差して頂きたいのですが 」
藤堂は二つを靖之の前に押し出した、受け取った靖之は一つを
目の前に翳し眺め

「 普通のコンセントに見えますでしょう 」
藤堂は楽しそうに話しかけ靖之は頷き、二つをポケットに入れ
事務所を出て行った
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