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心の中のガラスは砕けて散った
第3章 依頼

2月26日か 藤堂は依頼の確かな完了を 確信して
水曜日の 配置を頭の中に思い描いていた
「 どうでした? 」
信号で止まった車の中で、桃花が藤堂に顔を向けて来る
「 来週、水曜 !! 」
レインコートを脱いだ藤堂は、噴き出し口からの
暖気に手を翳し ぶっきら棒に答える
「 水曜ですね 何時もの様に・・・ 」
桃花は前を見つめ 少し間が開き 桃花の目が
大きく開き 藤堂に顔を向け
「 所長 不味いですよ 来週の水曜は 」
桃花が焦った顔で 言って来る 怪訝な顔で桃花を見ると
「 細川さんと安奈さん バンドのライブだって 休み
申請していたでしょう 所長頷いていたじゃ無いですか 」
藤堂は 1か月前に二人が嬉しそうに 休みを申請して来た
事を思い出した
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「 二人で やるしかないか 」
フロントガラスを 街灯が走り抜ける街中の
風景を目で追い 藤堂は呟いた
翌日
入り口を足で押し開き 小箱を抱えた桃花が入って来た
「 所長、持ってきました 」
机の上に小箱を置き 受信機とボイスレコーダーを二つ
机の上に広げ ボイスレコーダーと受信機を繋げて見せ
ソファーの上のバックから もう一つの受信機を取り出して
繋ぐと 受信機のチャンネルをセットして 藤堂に笑顔を
見せて来た
「 有難う 」
目の前で 手際よくセットする桃花を労うと
「 6時間ですから 夕方置いて 深夜回収で
大丈夫ですね 」
藤堂は 頷いた
水曜日の 配置を頭の中に思い描いていた
「 どうでした? 」
信号で止まった車の中で、桃花が藤堂に顔を向けて来る
「 来週、水曜 !! 」
レインコートを脱いだ藤堂は、噴き出し口からの
暖気に手を翳し ぶっきら棒に答える
「 水曜ですね 何時もの様に・・・ 」
桃花は前を見つめ 少し間が開き 桃花の目が
大きく開き 藤堂に顔を向け
「 所長 不味いですよ 来週の水曜は 」
桃花が焦った顔で 言って来る 怪訝な顔で桃花を見ると
「 細川さんと安奈さん バンドのライブだって 休み
申請していたでしょう 所長頷いていたじゃ無いですか 」
藤堂は 1か月前に二人が嬉しそうに 休みを申請して来た
事を思い出した
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「 二人で やるしかないか 」
フロントガラスを 街灯が走り抜ける街中の
風景を目で追い 藤堂は呟いた
翌日
入り口を足で押し開き 小箱を抱えた桃花が入って来た
「 所長、持ってきました 」
机の上に小箱を置き 受信機とボイスレコーダーを二つ
机の上に広げ ボイスレコーダーと受信機を繋げて見せ
ソファーの上のバックから もう一つの受信機を取り出して
繋ぐと 受信機のチャンネルをセットして 藤堂に笑顔を
見せて来た
「 有難う 」
目の前で 手際よくセットする桃花を労うと
「 6時間ですから 夕方置いて 深夜回収で
大丈夫ですね 」
藤堂は 頷いた

