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心の中のガラスは砕けて散った
第3章 依頼

翌日
近藤邸の前に白い車が止まり 車から降りた藤堂は
回りを見回して 人気が無い事を確認すると
空き家の庭に 肩から下げたバックを置いた
深夜11時を過ぎた頃 同じ車が近藤邸の前に止まり
藤堂は庭先からバックを回収すると 事務所へと
車を走らせ 翌日も同じようにバックを庭先に置き
深夜回収を繰り返し 日中二つのボイスレコーダーを
二倍速で流し 電話の音が流れると普通の速度に直して
聞き続けていた
土曜日
今日から カレンダーは3連休 藤堂は昨夜回収した
ボイスレコーダーをテーブルに並べて 珈琲を手に
何時もの様に二倍速で再生を始める
子供の声とテレビからのアニメの音が、やや甲高い音で流れ
呼び出し音が 藤堂はCH1のボイスレコーダーを取り上げ
通常モードに切り替えた
・・・もしもし うん 大丈夫 夕方何時もの処で ・・・
短い会話だったが 子供を気にしたのか 由美は
小さな声で会話を終わらせていた
近藤邸の前に白い車が止まり 車から降りた藤堂は
回りを見回して 人気が無い事を確認すると
空き家の庭に 肩から下げたバックを置いた
深夜11時を過ぎた頃 同じ車が近藤邸の前に止まり
藤堂は庭先からバックを回収すると 事務所へと
車を走らせ 翌日も同じようにバックを庭先に置き
深夜回収を繰り返し 日中二つのボイスレコーダーを
二倍速で流し 電話の音が流れると普通の速度に直して
聞き続けていた
土曜日
今日から カレンダーは3連休 藤堂は昨夜回収した
ボイスレコーダーをテーブルに並べて 珈琲を手に
何時もの様に二倍速で再生を始める
子供の声とテレビからのアニメの音が、やや甲高い音で流れ
呼び出し音が 藤堂はCH1のボイスレコーダーを取り上げ
通常モードに切り替えた
・・・もしもし うん 大丈夫 夕方何時もの処で ・・・
短い会話だったが 子供を気にしたのか 由美は
小さな声で会話を終わらせていた

