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心の中のガラスは砕けて散った
第10章 奈緒
遥の切れ長の目が 悠希を見て首を傾げた

「 自分の妻を、社長に抱いて貰って
  それを見ている男なんて 可笑しいですよね 」

遥の口元から笑みが零れ、優しい目が
悠希を見つめ、

「 そんな事無いですよ 」

「 奥様を抱いて欲しい、抱かれる姿を
  見たい、そういう旦那様もいらっしゃいます 」

「 それに、岡田様は、奥様が喜ぶ姿が見たいと 」

「 奥様、社長に愛されて 快感に声をあげて
  逝く時、素敵な表情浮かべてますでしょう
  寝てる姿も、満ち足りた表情で・・・ 」

「 ・・・・・・・ 」

下を向き、サンドイッチを口に入れ 咀嚼する
口が強く歯を噛みしめ、弱弱しく頷いた

「 奈緒が、体だけで無く、心まで奪われた見たいで・・・ 」

「 大丈夫ですよ!! 」

強い眼差しが悠希を見つめ、言い切った後
眼差しの中、笑みを見て悠希は珈琲を傾けた

「 ご主人様が帰って来るまでに 土曜日の
  奥様の姿は、終わると思います 奥様可愛いから
  私も・・・・ 」
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