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心の中のガラスは砕けて散った
第3章 依頼

桃花は子供と一緒に出て来る由美の姿を見て
歩き出した由美の後ろを歩き、ポケットから
携帯を取り出しボタンを押して、藤堂が出る
「 今 駅に向かうから、待ってて!! 」
少し鼻に掛かった甘え声で言う
「 奥さん、家を出たのか? 」
車に乗る藤堂が聞き返した
「 うん・・・そう・・・ 」
由美の足元を見たまま耳に携帯を当て 桃花が答え
「 そのまま バスに乗って!! 駅で 」
藤堂は電話を切り 走りだしたバスを追いかける様に
ギアを入れバスの後を追う 助手席に置いた携帯が着信音を
藤堂は携帯を取り上げ耳元へ 細川の声が聞こえ
「 今 駐車場を出ました 安奈が追ってます 」
「 判った 多分駅前で待ち合わせだから 」
藤堂は前を走るバスの後ろに着き 停車の度
後続の車が藤堂の車を追い越して行く
幾つかのバス停で停車したバスは 駅の構内の
バス停へ大きく車体を揺らせ走り込み 停車して
乗客を吐き出した 由美の姿が見え その後ろを
桃花が降りて駐車している車の中から 藤堂の
車を見つけ走り寄って来る
歩き出した由美の後ろを歩き、ポケットから
携帯を取り出しボタンを押して、藤堂が出る
「 今 駅に向かうから、待ってて!! 」
少し鼻に掛かった甘え声で言う
「 奥さん、家を出たのか? 」
車に乗る藤堂が聞き返した
「 うん・・・そう・・・ 」
由美の足元を見たまま耳に携帯を当て 桃花が答え
「 そのまま バスに乗って!! 駅で 」
藤堂は電話を切り 走りだしたバスを追いかける様に
ギアを入れバスの後を追う 助手席に置いた携帯が着信音を
藤堂は携帯を取り上げ耳元へ 細川の声が聞こえ
「 今 駐車場を出ました 安奈が追ってます 」
「 判った 多分駅前で待ち合わせだから 」
藤堂は前を走るバスの後ろに着き 停車の度
後続の車が藤堂の車を追い越して行く
幾つかのバス停で停車したバスは 駅の構内の
バス停へ大きく車体を揺らせ走り込み 停車して
乗客を吐き出した 由美の姿が見え その後ろを
桃花が降りて駐車している車の中から 藤堂の
車を見つけ走り寄って来る

