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心の中のガラスは砕けて散った
第4章 第2部 早紀
同じ頃 森川は人事部長の前に座り 顔色を窺っていた
先週 妻は二人の子供を連れて 実家に帰り
家には離婚届と月々の養育費の請求額を書かれた紙だけが残され
5年前に購入したマンションを査定して貰い 査定額を見て愕然とした
仮に売れたとしても 1000万近い負債を抱える事が分かり 
住み続けるしかないと決めた処だった 
人事部長が顔を上げ 森川を見て

「 森川君 〇〇工場の Fラインに 来週から 
  応援に行ってくれるかな? 」

「 部長 社宅ですか? 」
人事部長が首を振り

「 今社宅は 埋まっていて 空きが無いんだ 」

「 通勤しろと? 」

「 それは 森川君の好きにしてくれて良いよ 
  車で通っても 向こうに賃貸を借りて通勤しても 」

「 此処からだと 片道2時間掛かりますが 」

「 9時から始まるから 6時半に出れば十分間に合うだろう
  夕方も5時に終わって 7時半には家に居られるのだから 」

今の住まいから 〇〇工場までの間に 大きな山が有り
急な登坂と下り坂は 地元の走り屋やライダーが喜ぶ道路で
事故も多く 一般のドライバーは山を迂回する道を選ぶ
人事部長の視線に森川は不承不承頷いた
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