この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
師走。
お歳暮が次々に届く。今はインターネットの時代。全国の珍味が届く。
そのなかでも、深堀家が好むのは、フグ。『てっちり』に『ふぐ鍋』には目がない純英と純俊。
このところ、料理が下手な早苗がキッチンに立つことは稀。ほとんど料理が上手な満穂子が立つことになっていた。
神社は年末年始は大忙しになるのは、どこも同じ。
といっても、島の神社は、そこまで忙しくはない。島の住民が氏子ということもあって、新年の用意は氏子たちがする。仕切るのは氏子総代と年行司。
宮司や禰宜は、訊かれたことに答え、たまに、指示をするくらい。
お守りなどは、ほとんどが業者任せ。するのは、祈祷くらいのもの。
神社といえど、クリスマスはやってくる。
クリスマスの主役は、純英の孫で、純俊と満穂子の子、純貞。小学生1年生。まだまだ、サンタクロースを信じている年頃。
島にケーキ屋はない。ネットで宅配か、自家製。満穂子は、料理だけでなく、ケーキ作りも得意ということもあって、自家製ケーキ。
12月24日。
ケーキの用意と、お歳暮の『フグ鍋』の用意をする満穂子。
有名店のフグ鍋セット。解凍すれば、そのまま、セットの出汁を鍋に入れて、白菜やエノキ、椎茸などの野菜と煮込むだけ。
午後7時。定刻通り夕食が開始。これは、鶏肉を使った料理や、純貞が好きなカレーライス。珍しく洋食になる深堀家。
そして、午後8時から、ケーキタイム。満穂子が作ったケーキを食べる。
純英、早苗夫妻に純俊、満穂子夫妻、そして、純孝、純茂、純代、純貞。
全員が揃っての夕食とケーキタイム。
幼い純貞が寝る時間になり、純貞と満穂子が別室に移動すると、純英と純俊は、『フグ鍋』。
満穂子に代わって、早苗が、卓上に鍋をセットし、満穂子が用意した野菜とフグの切り身を運ぶ。
そのときに、瓶から取り出した臓物を少し混ぜて、手早く、鍋に野菜と切り身、そして、混ぜた臓物を投入しました。
「純孝、純茂。夜警の時間でしょ」
と、息子たちを家から送り出す早苗。
「ヘイ。ヘイ」
と、返事をして防犯委員たちが詰める屯所に向かう2人。
「中学の同級生で集まって騒ぐって言っていなかった?」
と、純代に話を振る早苗。
「そうだった。もう、こんな時間。朝までカラオケで盛り上がるから、鍵をかけてね」
と、出て行く純代。
お歳暮が次々に届く。今はインターネットの時代。全国の珍味が届く。
そのなかでも、深堀家が好むのは、フグ。『てっちり』に『ふぐ鍋』には目がない純英と純俊。
このところ、料理が下手な早苗がキッチンに立つことは稀。ほとんど料理が上手な満穂子が立つことになっていた。
神社は年末年始は大忙しになるのは、どこも同じ。
といっても、島の神社は、そこまで忙しくはない。島の住民が氏子ということもあって、新年の用意は氏子たちがする。仕切るのは氏子総代と年行司。
宮司や禰宜は、訊かれたことに答え、たまに、指示をするくらい。
お守りなどは、ほとんどが業者任せ。するのは、祈祷くらいのもの。
神社といえど、クリスマスはやってくる。
クリスマスの主役は、純英の孫で、純俊と満穂子の子、純貞。小学生1年生。まだまだ、サンタクロースを信じている年頃。
島にケーキ屋はない。ネットで宅配か、自家製。満穂子は、料理だけでなく、ケーキ作りも得意ということもあって、自家製ケーキ。
12月24日。
ケーキの用意と、お歳暮の『フグ鍋』の用意をする満穂子。
有名店のフグ鍋セット。解凍すれば、そのまま、セットの出汁を鍋に入れて、白菜やエノキ、椎茸などの野菜と煮込むだけ。
午後7時。定刻通り夕食が開始。これは、鶏肉を使った料理や、純貞が好きなカレーライス。珍しく洋食になる深堀家。
そして、午後8時から、ケーキタイム。満穂子が作ったケーキを食べる。
純英、早苗夫妻に純俊、満穂子夫妻、そして、純孝、純茂、純代、純貞。
全員が揃っての夕食とケーキタイム。
幼い純貞が寝る時間になり、純貞と満穂子が別室に移動すると、純英と純俊は、『フグ鍋』。
満穂子に代わって、早苗が、卓上に鍋をセットし、満穂子が用意した野菜とフグの切り身を運ぶ。
そのときに、瓶から取り出した臓物を少し混ぜて、手早く、鍋に野菜と切り身、そして、混ぜた臓物を投入しました。
「純孝、純茂。夜警の時間でしょ」
と、息子たちを家から送り出す早苗。
「ヘイ。ヘイ」
と、返事をして防犯委員たちが詰める屯所に向かう2人。
「中学の同級生で集まって騒ぐって言っていなかった?」
と、純代に話を振る早苗。
「そうだった。もう、こんな時間。朝までカラオケで盛り上がるから、鍵をかけてね」
と、出て行く純代。