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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
師走。

お歳暮が次々に届く。今はインターネットの時代。全国の珍味が届く。

そのなかでも、深堀家が好むのは、フグ。『てっちり』に『ふぐ鍋』には目がない純英と純俊。

このところ、料理が下手な早苗がキッチンに立つことは稀。ほとんど料理が上手な満穂子が立つことになっていた。

神社は年末年始は大忙しになるのは、どこも同じ。

といっても、島の神社は、そこまで忙しくはない。島の住民が氏子ということもあって、新年の用意は氏子たちがする。仕切るのは氏子総代と年行司。

宮司や禰宜は、訊かれたことに答え、たまに、指示をするくらい。

お守りなどは、ほとんどが業者任せ。するのは、祈祷くらいのもの。

神社といえど、クリスマスはやってくる。

クリスマスの主役は、純英の孫で、純俊と満穂子の子、純貞。小学生1年生。まだまだ、サンタクロースを信じている年頃。

島にケーキ屋はない。ネットで宅配か、自家製。満穂子は、料理だけでなく、ケーキ作りも得意ということもあって、自家製ケーキ。

12月24日。

ケーキの用意と、お歳暮の『フグ鍋』の用意をする満穂子。

有名店のフグ鍋セット。解凍すれば、そのまま、セットの出汁を鍋に入れて、白菜やエノキ、椎茸などの野菜と煮込むだけ。

午後7時。定刻通り夕食が開始。これは、鶏肉を使った料理や、純貞が好きなカレーライス。珍しく洋食になる深堀家。

そして、午後8時から、ケーキタイム。満穂子が作ったケーキを食べる。

純英、早苗夫妻に純俊、満穂子夫妻、そして、純孝、純茂、純代、純貞。

全員が揃っての夕食とケーキタイム。

幼い純貞が寝る時間になり、純貞と満穂子が別室に移動すると、純英と純俊は、『フグ鍋』。

満穂子に代わって、早苗が、卓上に鍋をセットし、満穂子が用意した野菜とフグの切り身を運ぶ。

そのときに、瓶から取り出した臓物を少し混ぜて、手早く、鍋に野菜と切り身、そして、混ぜた臓物を投入しました。

「純孝、純茂。夜警の時間でしょ」

と、息子たちを家から送り出す早苗。

「ヘイ。ヘイ」

と、返事をして防犯委員たちが詰める屯所に向かう2人。

「中学の同級生で集まって騒ぐって言っていなかった?」

と、純代に話を振る早苗。

「そうだった。もう、こんな時間。朝までカラオケで盛り上がるから、鍵をかけてね」

と、出て行く純代。
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