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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
「こんな時間から同窓会なのか?」
と、純英が聞くと、
「女子会よ。中学校のときの女子4人で集まって、朝まで思い出話をしながら、カラオケをするだけ」
と、答える純代。
「そうか、寒いからパーカーを着ていくんだよ」
と、純英が言うと、
「ありがとう」
と、言って出かけて行った純代。
「あ、純孝も、純茂も、鍵を持っていないじゃない。もう、仕方がないわね。屯所まで、行ってきます」
と、純英に伝えるという感じで話しながら、上着を羽織る早苗。
「気をつけてくださいよ」
と、鍋の様子を見ながら、話す純俊。
「本当に、純孝と純茂は、頼りないな」
と。愚痴る純英。唇を噛みながら、二人に背を向けてフッと笑った早苗。
玄関を出て、施錠して、屯所に向かった。
屯所に着くと、純孝、純茂に、氏子総代の澤村龍平に、その息子、澤村翔平。佐志悟、仙道壮一、西郷翔太。お馴染みの防犯委員のメンバーが揃っていた。全員、島民で氏子で、漁師だった。
島に炭鉱があったころは、人口も多く、人の入れ替わりもあったが、炭鉱が閉山になると、最盛期には3000人以上の人口あった町も、一桁以上減って200人ほどしかいない。しかも、ほとんどが高齢者。もしくは独り者だった。
若い澤村翔平、佐志悟、仙道壮一、西郷翔太も独り者。ゆえに、子供もいない。小学校と中学校はあるが、児童は5人。生徒は2人という有様だった。
神社のある浜には、漁師たちが住み、島の一番高い丘の上に小学校と中学校があり、反対側に、図書館や市役所の出張所、診療所、郵便局、金融機関、駐在所、介護施設があり、そして、炭鉱があったころの鉄筋コンクリート造の5階建ての住宅棟などもあるが、空室だらけで、一部は廃墟になっているという感じだった。
とはいえ、反対側には、閉山後も残っている80歳以上の高齢者を中心に70人ほど。官公庁などの関係者とその家族が50人ほど。児童生徒も純貞を除くと、島生まれはいなかった。
残りは、神社のある浜の方の住人。それが80人ほど。
そのうち、後期高齢者が50人ほどで、多くが女性というか、老婆で、半数が介護施設に入所中。
女性の最年少は純代。同窓会に集まった残りの3人は、高校進学で島を離れいて、これが最後。今後は高校を卒業して、就職先は、当然、島以外。
と、純英が聞くと、
「女子会よ。中学校のときの女子4人で集まって、朝まで思い出話をしながら、カラオケをするだけ」
と、答える純代。
「そうか、寒いからパーカーを着ていくんだよ」
と、純英が言うと、
「ありがとう」
と、言って出かけて行った純代。
「あ、純孝も、純茂も、鍵を持っていないじゃない。もう、仕方がないわね。屯所まで、行ってきます」
と、純英に伝えるという感じで話しながら、上着を羽織る早苗。
「気をつけてくださいよ」
と、鍋の様子を見ながら、話す純俊。
「本当に、純孝と純茂は、頼りないな」
と。愚痴る純英。唇を噛みながら、二人に背を向けてフッと笑った早苗。
玄関を出て、施錠して、屯所に向かった。
屯所に着くと、純孝、純茂に、氏子総代の澤村龍平に、その息子、澤村翔平。佐志悟、仙道壮一、西郷翔太。お馴染みの防犯委員のメンバーが揃っていた。全員、島民で氏子で、漁師だった。
島に炭鉱があったころは、人口も多く、人の入れ替わりもあったが、炭鉱が閉山になると、最盛期には3000人以上の人口あった町も、一桁以上減って200人ほどしかいない。しかも、ほとんどが高齢者。もしくは独り者だった。
若い澤村翔平、佐志悟、仙道壮一、西郷翔太も独り者。ゆえに、子供もいない。小学校と中学校はあるが、児童は5人。生徒は2人という有様だった。
神社のある浜には、漁師たちが住み、島の一番高い丘の上に小学校と中学校があり、反対側に、図書館や市役所の出張所、診療所、郵便局、金融機関、駐在所、介護施設があり、そして、炭鉱があったころの鉄筋コンクリート造の5階建ての住宅棟などもあるが、空室だらけで、一部は廃墟になっているという感じだった。
とはいえ、反対側には、閉山後も残っている80歳以上の高齢者を中心に70人ほど。官公庁などの関係者とその家族が50人ほど。児童生徒も純貞を除くと、島生まれはいなかった。
残りは、神社のある浜の方の住人。それが80人ほど。
そのうち、後期高齢者が50人ほどで、多くが女性というか、老婆で、半数が介護施設に入所中。
女性の最年少は純代。同窓会に集まった残りの3人は、高校進学で島を離れいて、これが最後。今後は高校を卒業して、就職先は、当然、島以外。