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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
実質、神社のある浜側の住人は、30人ほど。

そのうち、動けるのは、21人。防犯委員など必要なのかと思うかもしれないが、海賊ではないが、船に乗ってやってくる窃盗団が後を絶たない。韓国や北朝鮮、中国などの窃盗団だけに、武器を携行していることも多く、発見しても海上保安庁や駐在所に連絡するのが関の山だが、見回りをしないと、それすら発見できずに被害が出る。

深堀純英(75)、深堀早苗(50)、深堀純俊(42)、深堀純孝(21)、深堀純茂(19)、深堀満穂子(32)、深堀純貞(7)の深堀家。

澤村龍平(52)、澤村幸子(50)、澤村翔平(21)の澤村家。

佐志茂(61)、佐志沙月(55)、佐志悟(32)の佐志家。

仙道昭一(71)、仙道和子(70)、仙道壮一(42)、仙道恭一(38)の仙頭家。

西郷洋太(68)、西郷康子(66)、西郷和美(71)、西郷翔太(32)の西郷家。

これが浜側に住む住人の動けるメンバーの全てだった。満穂子の実家の真柴家は、父は炭鉱事故で死亡。母は、再婚し、島の外に再婚相手と出て行った。兄がいるが、兄は東京の大学に進学し、東京で就職し、戻ってくることはない状況だった。

防犯委員の屯所には、その21人の内、比較的若い7人が集まっていた。リーダーは、氏子総代でもある澤村龍平。

「純孝」

早苗が呼ぶと、純孝が意味あり気に笑いながら、出てきて、鍵を受け取った。早苗は、わざわざ、残りのメンバーにも頭を下げて、会釈した。壮一とも目が合った。複雑な表情だった。

龍平が、

「寒いのに、少し温まってから帰りなされ」

と、屯所の真ん中に据えられた石油ストーブを指さした。時間は稼ぎたい早苗は、

「ありがとうございます」

と、丁寧にあいさつして、石油ストーブに当たった。そろそろ、変化があって、それを発見するであろう満穂子から連絡があるはず・・・。

それを受けて慌てて帰宅するというのが、早苗が描いたシナリオだった。

しかし、いつまで経ってもスマートフォンは着信音が鳴らなかった。

不安になる早苗。まさか、フグの毒が効かなかった・・・。それとも、一命を取り留めた・・・。ストーブの赤い火を睨みながら、早苗は内心、どうなっているの・・・。苛立ちを感じていた。
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