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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
「そろそろ、夜警に行くぞ」

と、龍平の声が聞こえた。

「あ、そうだ。早苗さん。一緒に行こうか。少し遠回りするが、神社にも寄るから」

と、龍平が早苗に声を掛けてきた。龍平は、宮司の妻として早苗を立てているが、網元の家柄でもあり、余所者で、どこから来たのかすらわからない早苗に、どこか距離を取っている感じがあった。

純英の後妻になって20年を超え、早苗に批判的だった年寄りは亡くなっていった。残っている年寄りも、施設に入ったり、高齢になって影響力が無くなったりで、批判者は減少していた。

龍平は、距離を取っているが、息子の翔平は、早苗の息子、純孝と同級生ということもあり、小さい頃から、早苗を知っていることもあったから、距離は近かった。

早苗にとって、純孝、純茂の二人の息子と、澤村翔平、仙道壮一は、味方だった。佐志悟の父で、年行司の佐志茂とは、澄英に嫁ぐ前の若い頃に何度か関係もあった。海女をしていた際に、海女小屋に茂は通ってきていた。

純英の先妻が亡くなった後、純英に早苗を勧めたのも、茂だった。純英の妻になってからは、関係は絶えたが、好意を感じることは多かった。

しかし、息子の悟は、純俊の妻となった満穂子と同級生ということもあり、美少女だった満穂子に憧れている感じだった。悟と同級生で、当然、満穂子とも同級生だった西郷翔太も、満穂子に好意を持っている感じだった。

悟、翔太が独り者なのも、満穂子に対する憧れの結果ともいえた。早苗の理解では、この二人は、童貞だった。実際、二人は童貞だった。憧れの満穂子は、既婚者で、禰宜の妻となれば、手が届かないが、他の女に価値を見出せない、憧れの女を近くで見ていたいから、島から出ることもできないという感じだった。

本人たちは、父の跡を継いで漁師になったから島を出ないという説明をしていたが、言い訳でしかないことは周知の事実だった。

夜警に出る7人。早苗は、彼らと一緒に神社に戻ることにした。

早苗は、純孝と一緒に歩く、悟、翔太に、

「満穂子と同級生なんだよね」

と、声を掛けた。

「そうですよ」

と、悟は答えたが、翔太は、頷いただけだった。この二人は、明らか満穂子と近い。満穂子が何かを頼むときは、この二人という感じもあったし、この二人もそれを嬉々として受け入れている様子があった。
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