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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
「それより、どうかされたのですか?」

早苗が澤村龍平に訊いた。夜警のコースはこのまま、神社の鳥居の前を横切って行くのに、鳥居の下で、四人が待っていたからだった。

「そ、それなんだが、いつもは、あの灯りが消えているのに、今日は点いたままなんじゃ」

澤村龍平が指さしながら説明した。確かに、いつも、この時間までには消すことになっている灯り。

純英と純俊が死んだからなのか・・・。しかし、それでも、満穂子が消すはず・・・。

「何かあったのかしら・・・」

早苗が言うと、頷く、純孝と純茂。心配そうな悟と翔太。というより、澤村龍平も異変を感じている様子で、

「なら、全員で行くべ!」

と、言うと、鳥居の後ろにある数段の階段を上って境内に入って行った。後に、皆が続いた。

社務所と一体になった住居が深堀家で、社務所の横に玄関がある。この前にある提灯の火は灯っている。

早苗が鍵を開けて、玄関の引き戸を開けて、

「純英さん。純俊さん。満穂子さん」

と、読んだが返事がなく、

「どうしたのかしら?」

と、慌てて草履を脱ぐと、玄関から廊下を進んだ。広い玄関の三和土まで、澤村龍平や仙道壮一、佐志悟、西郷翔太が入り、純孝と純茂も玄関で靴を脱いで、廊下を進みかけたが、

「純英さん!!!」

と、叫ぶ早苗の声がした。

「龍平さん!来て!」

と、澤村龍平を呼ぶ早苗の声が聞こえた。何事かと、慌てて靴を脱いで玄関から廊下を走る龍平。後に、翔平と、壮一が続いた。早苗の叫び声で気が付いたのか、廊下と反対側にある階段を下りてきたのは、満穂子だった。

満穂子は、玄関にいた悟と翔太に、

「こんばんは。どうしたのかしら?」

と、訊いた。悟が、

「わからないけど、早苗さんが奥で叫んでいて、龍平さんと、純孝と純茂や壮一さんが奥に」

と、説明した。

「わかりました」

と、満穂子も玄関を横切って、廊下を歩いて行った。

「俺たちも行こう」

と、悟が言うと、翔太も頷いて、靴を脱いで奥に向かった。奥には、早苗、純孝と純茂、龍平、壮一が揃っていた。

漂う焦げた臭い。前を歩いていた満穂子が、倒れている二人の男の一人に、声を掛けた。

「あなた・・・」

純俊だった・・・。ということは、もう一人は、純英ということになる。
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