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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
早苗が奥に向かった時点で、鍋が焦げて、異臭を放っていて、純英と純俊がテーブルに突っ伏していた。身体を揺さぶったが、意識はない感じだったが、死んでいるのかはわからなかった。

ただ、脈はなかった。それだけを確認すると、早苗は大きな声で、龍平を呼んだ。

龍平と純孝と純茂、壮一が入って来た。龍平が、様子を見て、

「警察と診療所に連絡だ」

と、言って、壮一に、

「駐在所の神崎さんに、電話しろ。俺は、診療所の江副先生に連絡するから」

と、指示した。そこに、満穂子と、悟、翔太が入って来た。満穂子が倒れている純俊を見つけて駆け寄った。意識はなかった。微かに体温が残っているが、冷たい・・・。

「満穂子さん!どういうこと?何をしていたの!こんなことになっているのに、どこに行っていたの!」

問い詰める早苗。

「え?二階で、純貞と純恋を寝かしていて、一緒にウトウトしていたら、下で大きな声がして・・・」

答える満穂子。

「鍋は空焚きになっていたし、二人は意識がないし、もう、いったい、どうなっているの!あなたしか、わからないのよ」

怒鳴る早苗。しかし、これは早苗の演技。純恋が生まれてから、寝かしつけするたびに、ウトウトして、そのまま寝てしまうのは、満穂子の日常。特に、クリスマスイブだったこの日は、朝からケーキ作りに、正月の用意、いろいろあって、バタバタしていた満穂子。疲れて寝てしまうくらいは、同居していればわかること。

「神崎さん、県警本部に連絡して、こちらに向かうそうです」

壮一がスマートフォンの通話を切って龍平に報告した。龍平もスマートフォンの通話を切って、

「江副先生も、総合医療センターに連絡して、ドクターヘリを依頼してから、こちらに向かうということです。早苗さん、言い争いは後にして、まずは、二人の救命措置が先です」

と、説明して、満穂子にも、

「純英さんは、冷たくなっているが、純俊さんは、まだ体温が残っているから」

と、労わるように伝えた。

「お前がしっかりしていれば、こんなことにならなかったのよ」

満穂子に向かって早苗は捨て台詞を残すと、焦げた鍋を片付けようとしたが、龍平が、

「神崎さんが『現場を触らないように』と言っていました。このままにしましょう」

と、話すと、早苗は、

「え?このままにしておくんですか?」

と、聞き返しました。
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