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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
「皆さんが、ここに来るまで、家には、純英さんと純俊さんの二人だけだったのですね」
確認する神崎警部補。
「違います。この人と、子供が二人」
早苗が、泣いている満穂子を指さして答えた。江副医師が、
「満穂子さんと、小学生の純貞くん。昨年末に生まれた純恋ちゃんが家にいたということですね」
と、補足した。
「どこにいたのですか?それと、純貞くんと純恋ちゃんは?」
神崎警部補が訊くと、満穂子が、
「二階の部屋で純貞と純恋を寝かしつけて、そのまま、一緒に寝ていました。下で大きな声がしたので、目を覚まして、降りてくると、玄関に、佐志くんと西郷くんがいて・・・」
と、話すと、悟が、
「で、僕が、『早苗さんが奥で叫んでいて、龍平さん』たちが奥にって伝えると」
と、補足した。
「それで、わたしもここに」
満穂子が伝えた。
「二階にいる間、特に物音などは聞いていないのですね」
確認する神崎警部補。
「寝ていたので」
満穂子が答えると頷く神崎警部補。そんな聞き取り調査が勧められている間に、鑑識班のヘリが運動公園に到着し、三人の鑑識班がやって来た。
鑑識班は、戸次、西嶋、豊住という三人でした。
「作業を開始します」
同じヘリに乗ってきた神代警部に報告してから作業に入った・・・。
神代警部と、もう一人、有馬警部、そして、神崎警部補。この三人が、この件の担当をしました。
「そもそも、事件性があるのか?」
「フグの毒というが、江副医師からは、有名店のフグ鍋セットで致死量の毒があるということは稀だという指摘もありました」
「稀だとはいえ、あることはあるんだろ」
「それは同感です」
「家族以外の指紋でも出れば別だが、そうでなければ、自分たちで食したフグの毒に当たったということになるから、事件性はないぞ」
「ま、そうなりますね」
警察のやり取りを聞いていた早苗。薄ら笑いを浮かべていた。
「フグの毒っていうのは、青酸カリの何千倍かのアレがあるんだろ?」
神代警部が話すと、
「そうですよ。でも、致死量の残存があったとは考えにくい。もし、あったとなると、営業停止処分は確定ですよ」
と、答えたのは江副医師。
確認する神崎警部補。
「違います。この人と、子供が二人」
早苗が、泣いている満穂子を指さして答えた。江副医師が、
「満穂子さんと、小学生の純貞くん。昨年末に生まれた純恋ちゃんが家にいたということですね」
と、補足した。
「どこにいたのですか?それと、純貞くんと純恋ちゃんは?」
神崎警部補が訊くと、満穂子が、
「二階の部屋で純貞と純恋を寝かしつけて、そのまま、一緒に寝ていました。下で大きな声がしたので、目を覚まして、降りてくると、玄関に、佐志くんと西郷くんがいて・・・」
と、話すと、悟が、
「で、僕が、『早苗さんが奥で叫んでいて、龍平さん』たちが奥にって伝えると」
と、補足した。
「それで、わたしもここに」
満穂子が伝えた。
「二階にいる間、特に物音などは聞いていないのですね」
確認する神崎警部補。
「寝ていたので」
満穂子が答えると頷く神崎警部補。そんな聞き取り調査が勧められている間に、鑑識班のヘリが運動公園に到着し、三人の鑑識班がやって来た。
鑑識班は、戸次、西嶋、豊住という三人でした。
「作業を開始します」
同じヘリに乗ってきた神代警部に報告してから作業に入った・・・。
神代警部と、もう一人、有馬警部、そして、神崎警部補。この三人が、この件の担当をしました。
「そもそも、事件性があるのか?」
「フグの毒というが、江副医師からは、有名店のフグ鍋セットで致死量の毒があるということは稀だという指摘もありました」
「稀だとはいえ、あることはあるんだろ」
「それは同感です」
「家族以外の指紋でも出れば別だが、そうでなければ、自分たちで食したフグの毒に当たったということになるから、事件性はないぞ」
「ま、そうなりますね」
警察のやり取りを聞いていた早苗。薄ら笑いを浮かべていた。
「フグの毒っていうのは、青酸カリの何千倍かのアレがあるんだろ?」
神代警部が話すと、
「そうですよ。でも、致死量の残存があったとは考えにくい。もし、あったとなると、営業停止処分は確定ですよ」
と、答えたのは江副医師。