この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
結局、鑑識の調査は未明まで続いた。純英と純俊の遺体はヘリで運ばれ、司法解剖に回された。
澤村龍平、翔平、仙道壮一、佐志悟、西郷翔太は、簡単に事情を訊かれ、解放された。
夜警の途中に立ち寄っただけで、事故・事件への関与はなかったからだ。
事故にせよ、事件にせよ、関与が高いのは、家族ということになった。
小学一年生の深堀純貞、赤子の深堀純恋は除外されたが、深堀早苗、深堀満穂子、深堀純孝、深堀純茂、そして、呼び戻された深堀純代も、朝から、今までの行動を確認された。
朝方までに、現場検証も終わり、鑑識の結果、司法解剖の結果が出そろった。
「やはり、フグの毒による中毒死か」
「致死量だったのだろうが、それほど多いわけでもないな」
「処理した際に、臓物と接触があったか、包丁などを替えなかったか」
「業者の過失の可能性もあるな」
「混入するにしても、フグの毒を家族が手に入れるのは困難だ」
「島には漁師がいるだろうが、深堀家は社家だからな。漁もしないし」
神代警部、有馬警部、神崎警部補は額を寄せて検討していたが、特に議論になるでもなく、業者の過失という結論に落ち着いた。
当然、業者に業務停止処分なりが下りるとなれば、業者の反論はあるだろうが、状況からして、『事件性なし』と結論を出した。
そう、ここに『眠りの小五郎』は、おらず、純英と純俊の死は、フグの毒による事故死とされて、終わった。
澤村龍平、翔平、仙道壮一、佐志悟、西郷翔太は、簡単に事情を訊かれ、解放された。
夜警の途中に立ち寄っただけで、事故・事件への関与はなかったからだ。
事故にせよ、事件にせよ、関与が高いのは、家族ということになった。
小学一年生の深堀純貞、赤子の深堀純恋は除外されたが、深堀早苗、深堀満穂子、深堀純孝、深堀純茂、そして、呼び戻された深堀純代も、朝から、今までの行動を確認された。
朝方までに、現場検証も終わり、鑑識の結果、司法解剖の結果が出そろった。
「やはり、フグの毒による中毒死か」
「致死量だったのだろうが、それほど多いわけでもないな」
「処理した際に、臓物と接触があったか、包丁などを替えなかったか」
「業者の過失の可能性もあるな」
「混入するにしても、フグの毒を家族が手に入れるのは困難だ」
「島には漁師がいるだろうが、深堀家は社家だからな。漁もしないし」
神代警部、有馬警部、神崎警部補は額を寄せて検討していたが、特に議論になるでもなく、業者の過失という結論に落ち着いた。
当然、業者に業務停止処分なりが下りるとなれば、業者の反論はあるだろうが、状況からして、『事件性なし』と結論を出した。
そう、ここに『眠りの小五郎』は、おらず、純英と純俊の死は、フグの毒による事故死とされて、終わった。