この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第4章 早苗の過去
「あの女にしてもいい塩梅だと思うのさ。だって、考えてみなよ。旦那と死に別れて、これから寡婦(やもめ)ぐらしなのよ。慰めてくれる男がいた方がいいじゃないか。どうせなら、多い方が悲しみも忘れられるってものさ。まあ、飽きもせず、毎晩、泣きやがるから、湿っぽくてね」

嗤う早苗。

「そりゃ、よくないな。悲しい女を慰めるのは男の役目ってもんだ」

合わせる壮一。

「ま、息子たちも手伝うって言っているからさ。それに、茂さんもやる気満々みたいなのよ」

ニヤニヤと嗤う早苗。

「マジか。茂さんまで?」

訊く壮一に、

「年寄りの冷や水って思ったけどさ。元気なものさ」

話す早苗に、壮一が笑いかける。

「壮一くんに、頼みがあるんだけど。悟と翔太なんだけど、口説いてくれないかい。あの二人、わたしを避けているんだよ」

早苗が話すと、頷く壮一。

「わかったよ。あの二人にとって、想い人なんだろうけど、どっちみち、一緒になれるわけでもないし、今までの思いの丈をぶつけろ!って言ってやるよ。否やはないと思うぜ」

請け負う壮一に、

「弟の恭一は?」

と、訊く早苗。首を傾げた壮一が、

「あいつは、もう、島を出る。出会い系か何かで知り合った女と結婚するらしい」

と、言って笑った。

「行き掛けの駄賃にってならないのか」

笑う早苗に、

「無理だ。ロリコンだからな」

と、答える壮一。

「意外にその路線もあの女にはいけそうだけど」

笑う早苗。たしかに、悪くはないが・・・。微妙だ・・・と嗤った壮一。

「しかし、龍平さんはどうする。あの人は堅物だぜ」

壮一が、頭を掻いた。

「大丈夫よ。息子の翔平を落とせば、黙るわ。まさか、息子もやっているのに、問題にはできないはずよ。翔平は、純孝が誘うわ。ま、前から翔平はあの女が気になっているみたいだから乗ってくるわ」

ニヤッと嗤う早苗。

「しかし、怖い女だ。女の敵は女っていうのは間違いないみたいだ」

笑う壮一。

「そりゃそうよ。そんなこと、今までわからないまま生きてきたの?人生経験が足りないわね」

クスっと嗤う早苗。
/82ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ