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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第4章 早苗の過去
壮一と別れて、物思いに耽る早苗。

そうよ。女の敵は女。

あの女が目障り。ずっと目障り。

24年前から・・・。そう、わたしが、この島に来た時から。

わたしは、千葉県で生まれた。父親はメガバンク勤務の転勤族で、仙台や新潟、松本、名古屋・・・。転々とした。お陰で、友達は一人もできなかった。

頼りにならない父親だった。いくら一橋大学卒業でエリートだろうと、家族を守れないクズだった。

ある日、半グレ集団が家に押し掛けてきた。父親の融資先の関係者の連中だった。父親が融資を担当していたが、反社だとわかって、父親が上に報告したことから、融資が取り消されたとかで、融資先に指示された半グレが・・・。

当時、わたしは高校生三年生だった。母は41歳だった。学校に行こうと、家を出ようとしたところを、男たちが押し込んできた。いきなり腹を殴られて、気を失った。気が付いた時、母は男たちに脅されていた。

「娘だけは・・・」

と、助けを求める母に、男たちは、

「わかったよ。俺たちも鬼畜じゃない。オバサンが満足させてくれるなら、娘には手を出さない。でもな、俺たちは、金がいるんだ。旦那のお陰で、うちの兄貴が世話になっている人が困ってるんだ。5000万の融資が止められてね。だから、5000万をオバサンに稼いでもらわないと困るんだよ。わかるか!旦那は雲隠れしてしまいやがるし、恨むなら旦那を恨め!」

リーダー格らしいツーブロックの男が怒鳴っていた。

「何をすればいいの・・・」

母がその男に訊いた。

「AVだよ。AV。わからねぇか。アダルトビデオだよ。オバサンは、AV女優ってことさ。わかるかい?俺たちはAV男優とカメラマンさ」

母が震えているのがわかった。そして、そのとき、わたしは縛られていることに気が付いた。そして、母にも、この人たちにも、わたしが気が付いたことを知られてはいけないと思った。だから、目を閉じて気絶したふりした。

「さあ、始めようか。それとも、ここじゃ、マズいなら、どこか移動してもいいが」

リーダー格の男が母に訊く声がした。母の返事は聞こえなかった。

「近所にバレても困るだろ。AVに出てるなんて」

リーダー格の男が話しかけていた。

「出たくない・・・」

泣きそうな声で話す母に、

「じゃあ、娘は貰っていく」

と、答える男の声。
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