この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第4章 早苗の過去
明らか、繫華街と思われる人の声や、音楽が流れるところをバンは走っていた。

そこを抜けると軽快にバンは走る。

「山に行くの?」

母の声がした。

「海だよ」

男が答える声が聞こえた。

車に乗せられてから相当な時間が過ぎた。1時間以上。もしかすると、2時間。

乗せられたのは、午前8時ごろ。

「そろそろ、娘が目を覚ますんじゃないか?」

男の声が聞こえた。

「シュン、様子を確認しろ」

別の男の声がした。どうする・・・。さすがに2時間も失神はおかしい。失神したまま寝てしまったにしてもおかしい・・・。

何かされたら目を覚ましたというような反応にしようと咄嗟に判断した。

男が、わたしの顔を軽く叩く。

「おい?」

反応を見る感じだった。気だるげに、わたしは目を覚ましたという感じで、目を開けた。

「目が覚めたか」

若い男が確認した。わたしが頷くと、

「痛い目をあいたくなかったら、静かにしていることだ」

わたしを襲った男が言った。黙って頷くと、

「いい子だ」

男は笑った。車はところどころに家がある山間の道を走っていた。どこへ向かうのかわからない。海だと言っていたが、山の中だった。

少し大きなバイパスの様な道に出て、バンは加速した。中古車センターと、産廃施設、田畑が繰り返す道路。

母はセカンドシートに座らされていた。わたしはリアシート。

横には、わたしを起こしたシュンという優男。セカンドシートに男が二人、母を挟んで座っていた。そして、運転している男。リーダー格は助手席に座っていた。男が五人。

途中で、JR線と並走した。外房線かもしれなかった。その後も県道らしい道を走った。

ラブホテルが見えた。でも、通過・・・。どこへ向かう?AVの撮影をすると言っていたから、ラブホテルが見えた時には、ここか?と思ったけど違った。

窓の左側。わたしの側の窓の外に、海岸線。そして、砂浜と海原が見えた。

途中交差点にあったデイリーヤマザキの駐車場にバンは入っていった。

「セイジ。適当に何か弁当、買ってこい」

と、運転している男が言うと、

「セイジは見張っていろ。俺が行くぜ」

リーダー格の助手席の男が降りた。さっと一周、店の中を回ると、レジに並んだ。客はいない様子だった。たぶん、午前11時くらい。まだ昼時ではないし、田舎のコンビニに人影はなかった。
/82ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ