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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第4章 早苗の過去
眩しいほどの日射。わたしや母の気分とは相容れないほどの快晴だったのを憶えている。

男は会計を済ませると、バンのバックドアを開けると、買ったビニール袋を二つ乗せた。わたしは振り返って、その男の顔を見た。男は、ニヤッと笑って、

「飯だよ」

と、言った。男は40歳くらい。今から思えば、安田顕に似た渋い感じの男だった。助手席に乗り込むと、

「ショウジ。行くぞ」

と、運転席の男に声を掛けた。シンヤ、セイジ、ショウジ、シュン。そしてリーダー格の男。わたしは男たちの名前を憶えていった。本名かどうかは知らないけど・・・。

若いのが、シンヤとシュン。たぶん、20歳代。セイジとショウジが30歳代。リーダー格の男が40歳代。そんな感じに見えた。

発進したバンは、交差点を曲がり、東の向かう。木が茂り海は見えないが、ときどき、樹々の茂りが切れるところで、太平洋が見える道を走った。

ガタガタと揺れた。アスファルト舗装が割れている感じだった。そして、左折して、海に向かう舗装されているが、大きな轍のある道を走った。揺れる車内。

止まったところは、海が見える高台。小屋があった。平屋で築年数は古い感じがする外観。

「セイジ。結構、綺麗になったじゃねぇか」

リーダー格の男が笑う。

「でしょう。海女小屋で、古かったから、たいへんでしたよ」

セイジと呼ばれる男が答えた。

「一人でやったみたいに話すな。俺がメインでしたんだろが」

ショウジと呼ばれる男が言った。

「そうだったな。ショウジはこっちが本職だよな」

リーダー格の男がショウジを宥めた。

「良い感じっすね。土間が全部、板敷になって、あのボロボロの流しもキッチンになってる」

シュンが喜びの声を上げると、

「それだけじゃねぇ。シャワーしかなったけど、風呂も作ったぜ。その辺の石を固めただけの岩風呂だけどな」

ショウジが嬉しそうに話していた。悪い人たちに見えないけど、悪い奴なのは間違いない。

「物干しは要らないから、壁を立ち上げて、板の間にした。8畳くらいあるぜ」

リーダー格の男が、

「ショウジも、セイジも、よくやった。これから、ここが俺たちのねぐらだ」

と、ショウジの肩を叩きながら言った。

「で、ここでの初仕事が、AV撮影っていうのも意外に悪くないな」

リーダー格の男が話すと、男たちが笑った。
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