この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第4章 早苗の過去
「俺たちの仲間が愛人のところにも行ったが、もぬけの殻だったよ。愛人は守って、妻と娘は捨てたのさ」

リーダー格の男は沈み込んだ声で話した。リーダー格の男のPHSが、ピリリッピリリッと鳴った。

「銀行は、警察に被害の相談をしているそうだ」

セイジが、リーダー格の男に代わって母に話した。だから、周囲の社宅の人は・・・。わたしは合点がいった。たぶん、母もいったに違いなかった。PHSで話していたリーダー格の男が、PHSを切って、

「俺たちの仲間が旦那を追いかけている。もし、仲間が旦那を捕まえて、金を取り返したら、万々歳なんだが、そうなる保証はない。だから、少なくとも5000万はオバサンに稼いでもらわないといけないわけだ。ま、仲間が旦那を捕まえて、金を回収できたら、このAVの売り上げは、経費を差っ引いてオバサンに渡すよ。ただ、捕まえられる可能性は低いみたいだ」

と、話した。間をおいて、リーダー格の男が、

「旦那。女と、成田から飛んだみたいだ。行き先はフィリピンだとよ。仲間も追いかけるようだが、海外だと難しいかもな」

と、ため息交じりに話した。

「俺たちも、オバサンに稼がせて、その金を持って雇い主のところに行かないと、仕事が終わらないのさ。協力しようぜ」

リーダー格の男は、話してから鼻を啜った。声の感じから、リーダー格の男は、母に同情しているように感じた。母もそれを感じているのか、

「わかりました。そういうことなのですね。わかっていたのです。夫が浮気していることくらいは。でも、まさか、こんな大それたことをするとは思わなかった。まして、わたしや娘を捨てるとまでは思わなかったわ」

話し始めた。

「結婚して18年。いろいろあっても我慢してきた。15年以上、まともに口も利いてくれなかったけど、耐えてきました」

母が話す声が聞こえる。そう、父と母が話をしていた記憶は、わたしにはない。あったのは、わたしの誕生日ぐらい。それも小学校低学年まで・・・。それ以降、両親が話している情景を覚えていない。父は、

「仕事が立て込んでいる」

と、言い訳して、家に帰るのは、午前0時だった。朝は7時には出て行った。夕食も朝食も外食だった。わたしは、母と二人だった。この際、相手がだれであっても母が関係を持っても、わたしは責める気持ちはなかった。
/82ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ