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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第3章 謀殺
そして、海女をしていたこの女と出会った。

ウエットスーツではなく、白い磯着を着ていた。濡れて透けた磯着が身体に張り付いて、乳房の形から、突端の乳首の突起まで透けて見えた。

「仙道さんの息子さんだね」

と、声を掛けられた。頷くと、

「こんなところに何か用かい?」

女は、気風のいい声で話した。

「若い海女がいると聞いて」

素直に壮一は答えた。

「で、襲いに来たのかい?」

女は、際どい言葉を平気で発した。ドギマギしていると、

「違うのかい?っていうか、その様子じゃ、童貞なんだろ」

女は笑った。黙っていると、

「図星だね。なんだい?筆おろしでも頼みたいのかい?」

と、さらに続ける女。

「そういうわけではなく、興味本位で見に来ただけだ」

壮一は言い訳した。女が歩き始めた。壮一は、そのあとを付いて歩いた。

「わたしのこと、若いって言ったね。もうすぐ三十路だよ」

笑う女。壮一は、10歳くらい上だと理解した。

「近く、結婚することになってね」

女は歩きながら、壮一の顔を見た。頷くしかなかった。

「相手は50歳過ぎの男さ。20歳も年上だ。満足にセックスできるのかどうか」

笑う女。目の前に海女小屋があった。扉を開きながら、

「ま、入んなよ」

女は言った。壮一は、ためらうふりをした。

「つまらない駆け引きとかいらない。寒いし、入らないと風邪ひくよ」

女が壮一の手を引っ張った。中に入れると、

「そこに座りな」

指差したのは、バスマットだった。その下は茣蓙が敷かれていた。

小屋には小さな窓が二つ。そこから明かりが入るが、小屋の中は薄暗い。

中は温かった。石で囲った囲炉裏のような場所に、微かに火が見える程度の木片があったが、座ると同時くらいに消えた。燃え尽きたという感じだった。

「最後の火が消えたね。もう、ここも仕舞う予定だから、燃やすものは、もうないよ」

と、笑いながら、着替え始める女。壮一が目を背けると、

「年上の女の裸は見られないっていうのかい?それとも、見るほうが恥ずかしいのかい?」

女は話した。視線を女に戻すと、全裸になっていた。大きな乳房。大きな乳輪。そして、股間の濃い翳りが視界に入って来た。
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