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姉調教~Sの妹とMの姉~
第5章 マゾへの一歩
妹の菜月との会話により被虐妄想を膨らませてしまったOLの奥村亜弓はなんとか仕事をこなし一日を乗り切った。亜弓の毎晩の楽しみは菜月との会話ともうひとつ、官能小説の作者である月田とのメールのやりとりだった。最初は警戒していた亜弓だったが今はすっかり心を許していた。

亜弓が官能小説の連載の依頼をしているのは月田晃司という40代の男性であった。名前と年齢、官能小説を執筆しているということ以外は何も知らないこの男性を亜弓を信頼していた。それと同時に素性が分からない月田に興味を持ちはじめていた。

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月田様

こんばんは、亜弓です。

小説の更新ありがとうごいます。
続きを読まさせていただきました。
とても興奮しています。

いつか本当に小説みたいに調教されてみたいと思っています。何度もイカされて狂ってしまいたい…性奴隷として惨めに扱われたい…複数の男に弱みを握られて肉便器にされたい…とまで思っています。月田様とメールをしているといつもカラダが熱くなってしまいます。

月田様に言われた通り奴隷誓約書にサインもしました。私、発情してしまって抑えられなくなっています…もう我慢できなくなってきています。

奥村亜弓
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(こんな恥ずかしいメールを顔も見たことない男の人に送ってるなんて誰かに知られたら…間違いなく変態だと思われるわ。でも、月田さんには何でも話せてしまう…言われた通り奴隷誓約書にサインをしてしまうなんて…メールで調教されてるみたい…)

官能小説の作者・月田へのメールには普段は決して口に出すことはない卑猥な言葉の数々を並べてしまう亜弓。恥ずかしさよりも抑えられない気持ちのほうが先行してしまう。月田に送ったメールに書いたように、もう官能小説を読みながら自慰行為をするだけでは我慢ができなくなってきていた。
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