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第5章 マゾへの一歩

「ああっ！イ、イクぅ…イクっ！はっ、ああっ！はああ…あああ…」（また逝っちゃった…でも、オナニーだけじゃ物足りない。小説を書いてもらう前よりは興奮できてるけど、もっと刺激がほしい。どんどん卑猥な事ばかり妄想してオナニーが止まらなくなってしまう…）

今日もまた被虐妄想をしながら自慰行為によって絶頂する亜弓。本当はベッドの上で全裸となりM字開脚のポーズで奴隷の気分を味わいながらオナニーをしたかったが、妹の菜月が部屋に入ってくることを警戒し、服は着たままで机の前で椅子に座り、身を小さくしながらオナニーをしていた。

（ハァ…せめてもっと刺激的なオナニーをしたい…このままじゃ本当に欲求不満になっちゃう…）

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亜弓さん

こんばんは、月田です。
今日もメールありがとうごいます。

首輪や手錠などのSMグッズを購入してみるというのはどうでしょうか？

いくら我慢ができないからといってもリアル調教は危険だと思いますので、首輪や手錠を嵌めて奴隷になった気分を味わいながらオナニーをしてみてはどうですか？マゾの亜弓さんなら想像以上の興奮を得られると思いますよ。

月田
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（えっ、首輪と手錠を買ってみたらですって？そんなもの家族に見つかったら…サインした奴隷誓約書が見つからないかビクビクしてるっていうのに…）

首輪と手錠を購入してはどうかという月田からのメール。自らアダルトグッズを購入するなど考えたこともなく、抵抗もある。すると月田から新しいメールが届き、その中には「これを購入するとよい」という風に月田が薦めるアダルトグッズショップの商品ページのURLが書かれていた。

（これを買えってこと？SMグッズの販売サイトって見てるだけでドキドキする。それにSMグッズって思っていたより高くないのね。これぐらいなら私でも買えるけど…でも、なんだか月田さんに命令されてる気分。どうしよう…）