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姉調教~Sの妹とMの姉~
第6章 官能の罠
「ねえ、お姉ちゃん…ちょっとでいいから菜月の身体触ってほしいんだけど…こんなこと言うのホントは凄く恥ずかしいけど我慢できなくなってきちゃった。お姉ちゃんお願い。触って…」

「えっ?か、身体を触ってほしいだなんて…そんなこと。だって私たち姉妹だよ…」(ウソでしょ。菜月がそんなこと言うなんて…今まで甘えてきたことすらないのに。菜月どうしちゃったの…)

妹から愛撫のお願いをされるなど想像もしていなかった亜弓は手首を縛ってほしいと言われた時よりも動揺した。菜月は身体の前で手を縛られた状態のまま亜弓にその身を重ねていった。

手首を粘着テープで縛られた妹の菜月が身体を密着させてきた。妹の行動に驚く姉の亜弓だったが大切に想う妹を避ける訳もなく自然とその身を抱きしめた。ドキドキが止まらない亜弓。音が菜月に聞こえてしまうのではないかと思うほど急スピードで心臓が高鳴っていく。

「お姉ちゃんオッパイも触って。ホントはね、丸裸にされて、縄でギチギチに縛られて目隠しとかされて虐められたいんだ…」

「えっ?そ、それって完全にSMじゃない。菜月ってそういうの興味あったんだ。わ、私は全然興味ないけど…」(全裸で縛られてみたいだなんて…それに目隠しも…想像しただけでゾクゾクしちゃう)

抱きついてきた菜月の口から出てくる言葉の数々に再び動揺する亜弓。それは普段妄想している被虐願望そのものだった。妹は本当にマゾなのかもしれない。もしそうだとしたら姉妹で奴隷となり、調教されることになる。姉妹での調教。亜弓の頭の中では新たな妄想が広がっていった。

「ねえ、キスして…お姉ちゃんと一緒に堕ちていきたいの。お姉ちゃんもマゾだもんね。菜月はずっと前から分かってたよ、姉妹だもん。いつも一緒にいたんだもの。チュッ…んん、んっ…」

姉にキスをする菜月。いきなりの出来事に再び驚く亜弓。初めてのレズの相手が妹になるなど夢にも思っていなかった。もちろん拒否することもできたのだったが、亜弓は妹のキスを受け入れていった。心の中では姉妹でこのような関係になることを期待していたのかもしれないと感じていた。
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