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第2章 奴隷誓約書

小説が掲載されているサイトは人気のある小説投稿サイトで亜弓が小説の執筆を依頼した月田もそのサイトでは人気のある作者だった。亜弓を主人公のモデルとした小説の閲覧数は5000人とかなりの数が表示されており、自分の調教が本当に晒されている気分になった。それと同時に知り合いにバレるのではないかという不安が襲う。

（えっ？5000人もの人が私が調教されてる小説を…思っていた以上に読まれてる。でも、私が主人公のモデルになっているってことは知らないで読んでいるのよね。私がモデルになっていると知った上で読まれていると思うとゾクゾクするわね…）

自分が主人公のモデルであること他人に知られたくない。しかし、マゾの本心はもっとたくさんの人たちに自分の恥ずかしい姿を見られたい。そして、罵られたいと思っていた。明日、会社に出勤して同僚に指摘されたら…休日に友人と会った時にスマホで小説のサイトを見せつけられたら…そんなことを亜弓は頭の中で巡らせていた。

（本当は誰にもこの小説の主人公が私だってこと知られたくないのに…それなのにもっとたくさんの人に読まれたいと思ってる。でも、たくさんの人に読まれれば読まれるほど知り合いに見つかってしまう可能性は高まるのよね…）