この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
こんなに晴れた素敵な日には先輩の首を絞めたい
第6章 第5話 誰にも言えない秘密

お互いバーガーを食べ終わり、ポテトもほとんど食べ尽くした所で私は先輩に気になっていたことを尋ねた。
「……どうしてあのアカウントが私だって分かったんですか? 髪型も今と違いますし、顔は分からないようにしてたのに」
「ああごめん、勘違いしてるかもだけど僕がマッチングアプリで日比谷先生に遭遇したのは本当に偶然だよ。先生に逃げられたくないって思って写真撮ったけど、あれもその場でとっさに思いついただけ。写真は絶対に悪用しないからね」
「じゃあ消してください。……写真撮って、それで私に迫るつもりじゃなかったんですか?」
「人聞きが悪いなあ、何度でも言うけど僕は彼氏がいる同僚の女の子に無理矢理関係を迫ったりはしない。日比谷先生のことは一人の異性として好きだけどね」
「その言葉、信じてもいいんですね。……それで、私は何をすれば?」
肝心なことに切り込んだ私に、先輩は無言で頷くと室内に置かれているあるものを手に取った。
「日比谷先生とセックスはできないけどさあ……一緒にAV観るぐらいはいいでしょ? 僕こういうのすごく興奮するんだよね」
「っ……セクハラですよ。私そんなことしたくないです」
「彼氏とは生中出しセックスしてるのに?」
先輩がいかがわしいパッケージのDVDを見せながら口元を歪めてそう言った瞬間、私の堪忍袋の緒は切れた。
無言で先輩に歩み寄り、私は全力を込めて右の平手で先輩の頬を叩きつけた。
「……どうしてあのアカウントが私だって分かったんですか? 髪型も今と違いますし、顔は分からないようにしてたのに」
「ああごめん、勘違いしてるかもだけど僕がマッチングアプリで日比谷先生に遭遇したのは本当に偶然だよ。先生に逃げられたくないって思って写真撮ったけど、あれもその場でとっさに思いついただけ。写真は絶対に悪用しないからね」
「じゃあ消してください。……写真撮って、それで私に迫るつもりじゃなかったんですか?」
「人聞きが悪いなあ、何度でも言うけど僕は彼氏がいる同僚の女の子に無理矢理関係を迫ったりはしない。日比谷先生のことは一人の異性として好きだけどね」
「その言葉、信じてもいいんですね。……それで、私は何をすれば?」
肝心なことに切り込んだ私に、先輩は無言で頷くと室内に置かれているあるものを手に取った。
「日比谷先生とセックスはできないけどさあ……一緒にAV観るぐらいはいいでしょ? 僕こういうのすごく興奮するんだよね」
「っ……セクハラですよ。私そんなことしたくないです」
「彼氏とは生中出しセックスしてるのに?」
先輩がいかがわしいパッケージのDVDを見せながら口元を歪めてそう言った瞬間、私の堪忍袋の緒は切れた。
無言で先輩に歩み寄り、私は全力を込めて右の平手で先輩の頬を叩きつけた。

