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こんなに晴れた素敵な日には先輩の首を絞めたい
第6章 第5話 誰にも言えない秘密
「な、何よこれ……こんなのって……」
「最高だった……日比谷先生、もっと、もっと僕を……」
「いやっ!! もう無理です、こんなのとても付き合ってられない!! 私帰りますからね!!」
「ま、待って……」

 私は涙目になりながら先輩の肥満したお腹の上から立ち上がり、そのまま部屋を出ようとした。

 射精の快感で動けなかったはずの先輩は私が立ち上がった瞬間に素早く私の右の足首を右手でつかみ、私は思わず転びそうになってしまう。

 再びこの最低な男を蹴りつけてやりたいと思ったけど、ズボンの中で射精したばかりの男にはそんな形だって触れたくはない。


「日比谷先生、待って……」
「何ですか!? 私もう限界なんです、何であんたとこんな所でこんなことしなきゃいけないんですか!?」
「隠しカメラがある」
「っ……死ねっ!!」

 私は先輩の言葉に再び恐怖すると右脚を振り上げて先輩の手を振り払い、そのまま彼の肥満した腰を何度も右足で蹴りつけた。

 隠しカメラ。一体どこにあるのか。まさか部屋の隅に置いたカバンの中か。


「消せ、消せっ!! 人前で見せびらかしたりしたら本当に殺しますから。今すぐ消してください!!」
「消さない!!」
「何でですか!?」

 先輩は私に太った身体を蹴りつけられる度にあえぎ声を漏らし、私は今の状況の気持ち悪さに両目から涙を流しながら叫んだ。

 こんな気持ち悪い状況に追い込まれるぐらいなら、コンドームを着けさせて1回セックスして終わりにした方がよっぽどましだったかも知れない。


「動画を消したら、日比谷先生はもう会ってくれない。動画さえ消さなければ、僕は何回でも日比谷先生にこうして貰える」
「消したってそれぐらいしてあげますよ!! お願いだから、どうか……」
「消さない!! 5万円!!」

 先輩は子供が駄々をこねるようにして叫び返すと、ポケットの定期入れから雑に折りたたまれた紙幣を取り出した。

 身体中を蹴られた痛みに唸りつつ、先輩はホテルの床をうつ伏せで這って私に5万円を差し出した。

 目の前にある5万円もの大金に目を奪われ、私は何も言えなくなってしまう。
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