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奴隷館 Crime d’amour〜Mの肖像
第8章 激痛の快楽〜香緒里
 ゲストの男たちには彼女の素性は知らされていない。だから黒いアイマスクの下の美貌も、彼女自身が望まない限り明かされることはない。ましてや、この白い肌を晒した女が、歩みを進めるたびに揺れる乳房も、生白い下腹の黒い茂みすら隠すことを許されない哀れな奴隷女が、将来を嘱望された才能ある若手ヴァイオリニストであるとは露ほども知らない。

 本部の、都内某所にあるサロン・ド・ヴェロニカペルシカ所属のスレイブ、Frau(フラウ)とは異なり、関東の北のはずれの、かつて栄えたリゾート地の湖畔に立つこの館にいる女たちが素人であるのは彼らも知っている。自らのマゾヒスティックな願望を叶えるため、彼女らの被虐性を解放するべく、サロン組織の総帥"D"(ディー)の愛奴であるレディSにすがり、ここまでたどり着いた、知性も教養もある女たち。

 ゲストらは彼女たちの初々しい恥じらいを愉しむ。当然、それだけではサディストの彼らにとってはもの足りないのだが、見せものには観客が必要、羞恥と屈辱の姿を見られることに快感を覚えるマゾヒストの彼女たちのための、いわばサービスでもある。
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