この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
奴隷館 Crime d’amour〜Mの肖像
第15章 被虐の快感〜緋美 苦悶の絶頂
 惨めな私のからだの前方、少し離れたところに、こちらを向いた一人掛けのソファーがある。ご主人さまがグラスを片手に、そのソファーに腰を下ろした。ゆったりと長い足を組む。

「良いね。実に良い眺めだ」

 グラスをもて遊び、薄く嗤った。

「ああそうだ。一人でそうやっているのは寂しいだろうから、これを付けてやろう」

 立ち上がったご主人さまの手にはピンチが二つあった。その銀色のピンチで、縄でくびり出された乳房の頂きで固く突き出している乳首を挟んだ。

「ぅぎっ、いぃっ」

 鋭い痛みにうめく。ピンチに付いている鈴がチリンチリンと鳴る。

「おお。良い音がするな。もっと身体を振ってみろ。鈴を鳴らせ。私を愉しませろ」
「う、ぅ」
 
 命じられたとおりに、不自由なからだをゆすり、鈴を鳴らす。首輪の鈴と左右の乳首の先で揺れている鈴が澄んだ音を奏でる。

 ソファーに戻ったご主人さまが、サイドテーブルに置いたグラスを手に取った。グラスの中の液体はブランデーらしい。私の苦痛と快感を肴に優雅にグラスを傾け、愉しむおつもりだ。
/96ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ