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コンビニバイトの男の子
第4章 食事会
「萩子さんとは、躰の相性が良いんだって解ったんです」
話の流れから何となく察してはいたものの、実際に悠希から声に出して言われると、その事実に動揺しました。
“躰の相性”という言葉を知ってから、悠希とたった2回だけしか経験していないセックスが貴之と比べて気持ちいいと感じたのは、悠希との躰の相性が良いからではと思うようになったのです。
(私と同じことを、悠希くんも思ってたんだ)
だからといって、そのことを認めることも口に出すこともできず、自分に言い聞かせる意味も込めて、悠希に告げます。
「そんなこと、考えたら駄目」
「わかってるんです。でも!」
またしても、悠希が言葉を遮りました。
「そのことに気付いてしまってから、リコを抱くことができなくなって。その一方で、萩子さんとした時のことを思い出すと堪らなくなってしまって、ある晩、そのことを妄想してオナニーしてしまったんです」
(オナニー!)
普段の悠希に似つかわしくない、突然の卑猥な言葉に萩子は驚きました。
悠希の顔を見ると、少し紅潮しています。萩子には、それが自ら発言した言葉の恥ずかしさよりも、興奮からきているように感じられました。
どくっどくっどくっ・・・。
萩子の鼓動が速くなり、自分も顔が紅潮してきたのを自覚します。
(私だけじゃ無くて、悠希くんも同じことを・・・)
雑誌には、流行りの言葉を使った“セルフプレジャーの愉しみ方”という見出しで自慰行為も紹介されていて、パートナーとセックスができないときの代償行為として、オナニーが肯定的に書かれていました。
萩子は女性のオナニーについて知ってはいましたが、したことはありませんでした。女子高時代の大人びた同級生から、“セックスできない欲求不満な女子がすること”と蔑む口調で聞かされていたことで、否定的な印象を持っていたのです。そのため、好きな恋愛小説やコミックを読んで男女の愛し合うシーンに躰が熱くなり悶々とすることはあっても解消する術がなく、無理矢理抑え込んでやり過ごしてきたのでした。
(女の人もオナニーしていいんだ)
そう気が付いた後、読者から投稿された赤裸々な性体験の記事を読んで躰が熱くなってしまい、雑誌を閉じても悶々とする気分が治まらず、その日、生まれて初めてオナニーをしました。その時思い浮かべた相手は最愛の夫の貴之ではなく、悠希だったのです。
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