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コンビニバイトの男の子
第5章 誕生パーティー

いつものように、コンビニで由絵や他の店員と他愛もない話をして楽しく午後のひとときを過ごし、そろそろ帰ろうと席を立ち上がったときでした。
「ありがとうございました。もうお帰りですか?」
悠希がイートインスペースに来て、声を掛けてきました。
「ごちそうさまでした。楽しい時間はあっという間ですね」
悠希と親しい関係だということを他の店員に気付かれないように、萩子はコンビニでは丁寧語で話すように心掛けていました。
すると、悠希がちらりとレジの方を見た後に近づいてきて、小声で萩子に話し掛けました。
「萩子さん、メッセージアプリ、使ってますか?」
「!!つ、使ってるけど・・・」
突然の問い掛けに声を上げそうになりましたが、何とか堪えて同じように小声で返事しました。
「よかった。じゃあ、友達登録させてください」
ちょうどその時は、由絵と松友はレジで接客、もう一人の女性店員は店内の反対側で品出しをしていて、萩子と悠希を気に掛ける人がいないタイミングでした。
悠希は再度レジの方を見て、由絵達が接客を続けているのを確認すると、自分の躰で萩子がレジから死角になるように移動して、ジーンズのポケットからスマートフォンを取り出しました。
「萩子さん、スマホを」
「えっ?う、うん」
悠希の有無を言わせない雰囲気に、萩子は問い返す間もなくスマートフォンを手に取りました。
「僕がQRコードを読み取りますので、表示してもらっていいですか?」
「え、えっと・・・」
「ありがとうございました。もうお帰りですか?」
悠希がイートインスペースに来て、声を掛けてきました。
「ごちそうさまでした。楽しい時間はあっという間ですね」
悠希と親しい関係だということを他の店員に気付かれないように、萩子はコンビニでは丁寧語で話すように心掛けていました。
すると、悠希がちらりとレジの方を見た後に近づいてきて、小声で萩子に話し掛けました。
「萩子さん、メッセージアプリ、使ってますか?」
「!!つ、使ってるけど・・・」
突然の問い掛けに声を上げそうになりましたが、何とか堪えて同じように小声で返事しました。
「よかった。じゃあ、友達登録させてください」
ちょうどその時は、由絵と松友はレジで接客、もう一人の女性店員は店内の反対側で品出しをしていて、萩子と悠希を気に掛ける人がいないタイミングでした。
悠希は再度レジの方を見て、由絵達が接客を続けているのを確認すると、自分の躰で萩子がレジから死角になるように移動して、ジーンズのポケットからスマートフォンを取り出しました。
「萩子さん、スマホを」
「えっ?う、うん」
悠希の有無を言わせない雰囲気に、萩子は問い返す間もなくスマートフォンを手に取りました。
「僕がQRコードを読み取りますので、表示してもらっていいですか?」
「え、えっと・・・」

