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コンビニバイトの男の子
第5章 誕生パーティー

(あの時の悠希くん、てきぱきと進めていたのが、何かいつもと違っていたのよね。気付かれないように急いでいただけかもだけど・・・)
昼間の出来事を思い返して、悠希に送った初メッセージを見返します。
(勢いに押されてたとはいえ、もうちょっと可愛げのあるメッセージを返しとけばよかったなー)
萩子は、自分が送った返事の素っ気なさに、改めて後悔します。
その時、友達の名前として“鮎川”と表示されていることに気が付きました。
(画像は景色だから問題ないけど、名前は万が一でも貴之さんに見られたらまずいわよね。違うのに変えとかないと。変更は、確かプロフィール画面で・・・)
以前に変更した方法を思い出しながら、アプリを操作します。
表示された画面で名前を変更しようとして、画像下の日付が目に入りました。
(これって、誕生日よね。先週だったんだ・・・。そういえば、春生まれって言ってたわね)
名前横のペンのマークを押して、表示された入力欄の“悠希”の文字を消します。
(なんて入力しよう・・・。女性の名前がいいわよね。他の友達と被らない名前で、でもわかりやすい名前・・・。そうだ!)
入力欄に“ハルミ”と入れて登録しました。
(悠希くんの漢字は、普通は“ユウキ”だと思うから、貴之さんに見られたとしても、連想されないはず)
安堵のため息をついて、再び会話の画面に戻ります。画面左上の時刻は、約束から10分程過ぎていました。
(まずは、挨拶からよね。うー、こういうの慣れてないんだけど、上手く続くかな・・・)
メッセージのやり取りでの会話が続くか不安になります。萩子はどきどきしながら、メッセージ欄に文字を入力しました。
《萩子:こんばんは|》
カーソルの点滅を10数えると、覚悟を決めて送信ボタンを押します。
昼間の出来事を思い返して、悠希に送った初メッセージを見返します。
(勢いに押されてたとはいえ、もうちょっと可愛げのあるメッセージを返しとけばよかったなー)
萩子は、自分が送った返事の素っ気なさに、改めて後悔します。
その時、友達の名前として“鮎川”と表示されていることに気が付きました。
(画像は景色だから問題ないけど、名前は万が一でも貴之さんに見られたらまずいわよね。違うのに変えとかないと。変更は、確かプロフィール画面で・・・)
以前に変更した方法を思い出しながら、アプリを操作します。
表示された画面で名前を変更しようとして、画像下の日付が目に入りました。
(これって、誕生日よね。先週だったんだ・・・。そういえば、春生まれって言ってたわね)
名前横のペンのマークを押して、表示された入力欄の“悠希”の文字を消します。
(なんて入力しよう・・・。女性の名前がいいわよね。他の友達と被らない名前で、でもわかりやすい名前・・・。そうだ!)
入力欄に“ハルミ”と入れて登録しました。
(悠希くんの漢字は、普通は“ユウキ”だと思うから、貴之さんに見られたとしても、連想されないはず)
安堵のため息をついて、再び会話の画面に戻ります。画面左上の時刻は、約束から10分程過ぎていました。
(まずは、挨拶からよね。うー、こういうの慣れてないんだけど、上手く続くかな・・・)
メッセージのやり取りでの会話が続くか不安になります。萩子はどきどきしながら、メッセージ欄に文字を入力しました。
《萩子:こんばんは|》
カーソルの点滅を10数えると、覚悟を決めて送信ボタンを押します。

