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コンビニバイトの男の子
第5章 誕生パーティー
どんな話題がいいか考えようとした瞬間、悠希からのメッセージが表示されました。
《ハルミ:こんばんは》
《ハルミ:メッセージありがとうございます》
(早い。もしかして、ずっと待ってくれてたのかな)
萩子は返事を入力して、送信します。
《萩子:遅くなってごめんなさい。待ちましたか?》
《ハルミ:大丈夫ですよ》
《ハルミ:マンガ読みながらだったので》
悠希からの返信が思いの外早く、流石は若い子だなと感心しました。
《萩子:ごめんなさい。文字を打つの慣れていないので、私の返事遅いです》
《ハルミ:気にしないでいいですよ、萩子さん》
《ハルミ:何かしながらのまったりしたやり取りで》
《ハルミ:返事遅くても全然いいんで》
悠希の返事が話しているときと同じ感じなので、萩子の脳内で声が再生され、まるで悠希と向かい合ってお喋りしている感覚に陥ります。
萩子は、緊張で背筋を伸ばした姿勢だったことに気付き、座り直してソファにもたれました。肩の力が抜けて、リラックスしてきます。
悠希に倣って、話しているように返信しました。
《萩子:ありがとう。何のマンガ読んでたの?》
返事は、萩子もよく知っているタイトルで、びっくりします。
《萩子:えー!私全巻持ってる》
《ハルミ:そうなんですか!》
《ハルミ:動画配信アプリでお勧めのドラマだったので観たらハマってしまって》
《ハルミ:マンガが原作だって知って読み始めたんです》
《萩子:私は原作からテレビで見て、思ってた以上に再現されてて感動したなー》
《ハルミ:そうなんですね》
意外な部分で共通の好みが解り、萩子は嬉しくなりました。
《萩子:よかったら、原作貸してあげようか?》
《ハルミ:ほんとですか!》
《ハルミ:無料で読んでいるからなかなか進まなくて!》
《ハルミ:ぜひお願いします!!》
悠希の喜んでいる顔が浮かび、頬が緩みます。
《ハルミ:萩子さんは恋愛小説をよく読むんですか?》
《ハルミ:今日買われてたので》
萩子はテーブルに置いた本に視線を移しました。
悠希と友達登録をして、レジの方に戻る姿を見送った後、出口に向かう途中で書籍コーナーにあったこの本が目に入り、悠希のレジで会計していました。
《萩子:よくってわけじゃないけど、好きな作家さんの文庫を書籍コーナーで見かけたので》
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