この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
コンビニバイトの男の子
第5章 誕生パーティー
最初は、好きな作家の新作が文庫化されているぐらいにしか思わなかったのですが、通り過ぎようとした時に閃きました。
(悠希くんとDMのやり取りしている最中にもし貴之さんが来た時、この本があれば誤魔化せる)
そう考えて購入したのでした。
《ハルミ:実はあそこのディスプレイを僕と松友で考えたんです》
《萩子:そうだったの》
《ハルミ:雑誌に比べて書籍は売上が落ちるので》
《ハルミ:店長から何かいい案ないかなって言われて》
《ハルミ:本の置き方を工夫するのとPOPを書いてみたんです》
《萩子:それで目に付いたんだ。じゃあ早速効果があったってことね》
《ハルミ:はい》
《ハルミ:お買上げありがとうございました笑》
その後、お互いに読んでいた本の感想を伝えあって、あっという間に時間が経過します。始める前の不安は杞憂に終わり、文字入力にも慣れて会話を楽しめていました。
ちょうど会話が一段落したところで、プロフィール画面で気が付いた事を確認しようと思います。
《萩子:悠希くん、まだ時間いいかな?》
《ハルミ:大丈夫ですよ》
《萩子:プロフィール見たんだけど》
《萩子:先週誕生日だったのね》
《ハルミ:そうなんです》
《ハルミ:二十歳になりました》
《萩子:二十歳になったんだ》
《萩子:誕生日と成人おめでとう!》
《ハルミ:ありがとうございます!》
《萩子:誰かにお祝いしてもらったの?》
そのメッセージを送った時、ちらりと由絵のことが頭をよぎりました。
《ハルミ:家族や友人からのお祝いメッセージぐらいで》
《萩子:コンビニは?》
萩子は、思わず探りを入れてしまいます。
《ハルミ:そういうのやらない規定らしくて》
《ハルミ:特に無かったです》
その返信に、ほっとしました。
(こういうとき、表情や声が伝わらないのもありがたいわよね・・・)
《萩子:そうなんだ》
《ハルミ:あ、松友は当日飲みに誘ってくれました》
《ハルミ:割り勘でしたけど笑》
続くメッセージに、笑い声が出ます。
/194ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ