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コンビニバイトの男の子
第5章 誕生パーティー

「そっかー、あの可愛かったマサちゃんも、もう高校生かー」
「可愛かったって・・・」
「だって、昔はしゅうこお姉さんって呼んで、色んな話してくれたじゃない」
「なんか、恥ずかしいなー」
真沙人が照れ笑いをします。
「あ、その顔は昔のマサちゃんのまんまね」
「そうですか?」
「私の方は、すっかりお姉さんって感じじゃなくなっちゃったけどね」
近所のスーパーということもあって、パーカーと普通のジーンズにスニーカーという出で立ちと相まって、萩子は年齢差を感じました。
すると、真沙人が真顔になります。
「そんなことありません。しゅうこお姉さんは、いつまでもしゅうこお姉さんです」
「ありがとう」
萩子は急に恥ずかしくなって、顔を背けました。
駐輪場に停めていた萩子の電動自転車に辿り着き、前後の籠に袋を載せるとふたり共ひと息つきます。
「マサちゃん、どうもありがとう」
「しゅうこお姉さんのお役に立ててよかったです」
真沙人がにっこり微笑みました。つられて、萩子も笑顔になります。
「それじゃ、学校無理しないようにね」
「はい。しゅうこお姉さんも、帰り気を付けてくださいね」
萩子が自転車に乗って、軽やかに漕ぎ出します。駅の方向に歩き出していた真沙人が途中で立ち止まり、萩子の姿が見えなくなるまでずっと見送っていたことに気付くことはありませんでした。
「可愛かったって・・・」
「だって、昔はしゅうこお姉さんって呼んで、色んな話してくれたじゃない」
「なんか、恥ずかしいなー」
真沙人が照れ笑いをします。
「あ、その顔は昔のマサちゃんのまんまね」
「そうですか?」
「私の方は、すっかりお姉さんって感じじゃなくなっちゃったけどね」
近所のスーパーということもあって、パーカーと普通のジーンズにスニーカーという出で立ちと相まって、萩子は年齢差を感じました。
すると、真沙人が真顔になります。
「そんなことありません。しゅうこお姉さんは、いつまでもしゅうこお姉さんです」
「ありがとう」
萩子は急に恥ずかしくなって、顔を背けました。
駐輪場に停めていた萩子の電動自転車に辿り着き、前後の籠に袋を載せるとふたり共ひと息つきます。
「マサちゃん、どうもありがとう」
「しゅうこお姉さんのお役に立ててよかったです」
真沙人がにっこり微笑みました。つられて、萩子も笑顔になります。
「それじゃ、学校無理しないようにね」
「はい。しゅうこお姉さんも、帰り気を付けてくださいね」
萩子が自転車に乗って、軽やかに漕ぎ出します。駅の方向に歩き出していた真沙人が途中で立ち止まり、萩子の姿が見えなくなるまでずっと見送っていたことに気付くことはありませんでした。

