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コンビニバイトの男の子
第5章 誕生パーティー
「下着の色が本当に濃いめのピンクか、解らないですよね?」
またもにこにこしている悠希を見て、萩子は意味を理解しました。
「もしかして、私が嘘をついていると?」
「言葉だけじゃ解りませんからね」
「ちゃんと正直に答えたわよ」
悠希はその言葉を聞いていないかのように、萩子に告げます。
「嘘ついたら負けですよ。罰として、一気飲みしてもらいます」
「えーっ、さっきとルール変わってるじゃない」
「今決めました」
「そんな勝手に」
「ほんとに、濃いめのピンクなんですかー?」
(もしかして、悠希くんも酔ってる?)
普段と比べて少し砕けた口調で、悠希が再び問い掛けました。萩子は、このままでは埒があきそうにもないと思えてきます。
(本当のこと言ってるのに、信じてくれてない。一気飲みなんてできないから、解ってもらうしかないわよね)
「う、疑うんだったら、し、証拠見せるから」
強気に返そうとしましたが、これから自分がすることが頭に浮かんで、つっかえながらになってしまいました。
悠希の視線を感じながら、微かに震える指でブラウスのボタンを上から3つ目まで外すと、襟元をはだけて肩の部分が見えるようにします。
「こ、これでどう」
萩子は、ブラジャーの肩紐を悠希に見せました。
「おー、ほんとだ」
感嘆の声を上げた悠希は、その後露わになった部分を観察するように見つめ続けます。
「も、もういいでしょ」
「もう少し、お願いします」
色の確認は出来たので服を戻すことができるのに、悠希にお願いされて肩の露出を続けます。
「萩子さん、あの・・・」
「なっ、なに?」
暫く続いた沈黙を破り、突然名前を呼ばれて萩子はびっくりしました。
「僕前から思っていたんですけど、肩の辺り、デコルテでしたっけ、鎖骨がくっきりしていて凄く綺麗ですよね」
「えっ、こんなところが?」
予想外の悠希の発言に、萩子は動揺します。
(こんなところが綺麗なんて。褒められた事なかった・・・)
悠希は他の人とは違って、自分のことをちゃんと見てくれていると感じ、胸が熱くなります。今まで悠希が自分に向けて掛けてくれた褒め言葉を思い浮かべました。
(貴之さんも言ってくれないことを、悠希くんは言ってくれる。細かい所まで見てくれて、褒めてくれる。今も、さっきも、・・・今までも)
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