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コンビニバイトの男の子
第5章 誕生パーティー

「今日の下着の色、教えて下さい」
「し、下着の色!?」
想像もしていなかった質問に、萩子は驚きの声を上げました。
(これ、大人のじゃなくて、エッチな質問じゃない)
「はい、今日の下着は何色ですか?」
にこにこしながら質問を繰り返し、答えを待っている悠希を見て、どきどきしてきます。思考力が低下している状態では、嘘で適当に遇うという考えが浮かぶはずもありませんでした。
(今日の下着の色は・・・)
「こ、濃いめのピンク」
萩子は仕方無しに、正直に答えました。
「ただのピンクじゃなくて濃いめのピンク、なんですね」
悠希が繰り返す言葉を聞いて、言わなくてもいいことを言ってしまったことに気が付きます。
(店員さんが、わざわざ強調するから)
今日、萩子は下ろし立ての真新しい下着を身に着けていました。先月、まさにこのソファーで悠希に身を任せ、濃厚なキスから流れで服を脱がされそうになり、悠希の手を押し留めてしまったことがずっと頭にありました。理由は、普段の平凡な下着を見られるのが恥ずかしかったからでした。
(次、もし流れでそうなってしまった時に、恥ずかしくない下着を身に着けておきたい)
新しい下着は、よく行く駅前の総合スーパーの下着売り場では無く、ショッピングモールにあるランジェリーブランド専門店でつい先日購入したものでした。
その時、採寸してもらったベテラン店員に根掘り葉掘り聞かれ、今まで好んで選んでいた白や寒色系の淡い色合いではなく、色白の肌に似合うからと暖色系の下着をいくつか試着させられました。その中で購入の決め手になったのが、店員に「この濃いめのピンク色のは、色白の奥様に一番お似合いですよ」と強く勧められたためだったので、色の言い方が印象に残っていたのです。
「色白の萩子さんに似合いそうな色合いですね」
店員と同じことを言われて、試着している姿を悠希に見られている気がしてきました。
「ち、ちゃんと答えたから、次の勝負するわよ」
話題を変えようとする萩子を、悠希が手を上げて制します。
「ちょっと待ってください」
「なに?」
「し、下着の色!?」
想像もしていなかった質問に、萩子は驚きの声を上げました。
(これ、大人のじゃなくて、エッチな質問じゃない)
「はい、今日の下着は何色ですか?」
にこにこしながら質問を繰り返し、答えを待っている悠希を見て、どきどきしてきます。思考力が低下している状態では、嘘で適当に遇うという考えが浮かぶはずもありませんでした。
(今日の下着の色は・・・)
「こ、濃いめのピンク」
萩子は仕方無しに、正直に答えました。
「ただのピンクじゃなくて濃いめのピンク、なんですね」
悠希が繰り返す言葉を聞いて、言わなくてもいいことを言ってしまったことに気が付きます。
(店員さんが、わざわざ強調するから)
今日、萩子は下ろし立ての真新しい下着を身に着けていました。先月、まさにこのソファーで悠希に身を任せ、濃厚なキスから流れで服を脱がされそうになり、悠希の手を押し留めてしまったことがずっと頭にありました。理由は、普段の平凡な下着を見られるのが恥ずかしかったからでした。
(次、もし流れでそうなってしまった時に、恥ずかしくない下着を身に着けておきたい)
新しい下着は、よく行く駅前の総合スーパーの下着売り場では無く、ショッピングモールにあるランジェリーブランド専門店でつい先日購入したものでした。
その時、採寸してもらったベテラン店員に根掘り葉掘り聞かれ、今まで好んで選んでいた白や寒色系の淡い色合いではなく、色白の肌に似合うからと暖色系の下着をいくつか試着させられました。その中で購入の決め手になったのが、店員に「この濃いめのピンク色のは、色白の奥様に一番お似合いですよ」と強く勧められたためだったので、色の言い方が印象に残っていたのです。
「色白の萩子さんに似合いそうな色合いですね」
店員と同じことを言われて、試着している姿を悠希に見られている気がしてきました。
「ち、ちゃんと答えたから、次の勝負するわよ」
話題を変えようとする萩子を、悠希が手を上げて制します。
「ちょっと待ってください」
「なに?」

