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コンビニバイトの男の子
第5章 誕生パーティー

「騎乗位、です」
「それって、女性が上になる・・・」
これも女性誌では後背位には劣るものの、一般的な体位として紹介されていました。
「そうです。したことありますか?」
正常位しか経験のなかった萩子にとっては、当然未経験でした。イラストと一緒にあった説明文では、女性が動くように書かれていて、自分には縁のない体位だと感じていました。あると嘘をついて、上手く動けずに恥を掻くよりはましなので、誤魔化さずに正直に応えます。
「無いわ」
「そうなんですね!萩子さんも初めてなんだ。嬉しいなー。ぜひ、しましょう!」
(よかった、悠希くんも初めてなんだ)
初めてを共有できることを喜ぶ悠希に、萩子も嬉しくなりますが、念の為予防線を張るように伝えます。
「上手くできないかもしれないわよ、いいの?」
「もちろんです。そんなこと、全然気にしません。最初は上手くなくても、経験をしていったら上手くなりますよ」
萩子はどきっとしました。
「だ、だったら、じゃあ・・・し、してみよっかなー」
「やったー」
希望が叶った嬉しさに悠希は飛び跳ねると、
「ちょっと、水飲んできますね」
と言って、ダイニングテーブルに向かいました。
全裸の後ろ姿を見ながら、先程の悠希の言葉を思い返します。
(経験していったらって、それは、これからもあるってことよね)
悠希からのお願いで初めて肉体関係になってから、ほぼ月1回のペースで関係を持ち、今日で4回目でした。もちろん、最初からこんなに続くとは考えておらず、前回の別れ際に交わした“また”という言葉も、日が経つにつれて社交辞令的な台詞だったのではと感じるようになっていました。
それが、悠希とのメッセージ交換から誕生パーティーをすることになり、もしかしたらと期待していた通りにセックスをし、更に悠希は次も考えていることを知って、改めて悠希と不倫関係を営んでいることを実感します。
「はい、萩子さんもどうぞ」
差し出されたペットボトルが視界に入り、我に返ります。
「ありがとう」
悠希から受け取り、残っていたミネラルウォーターを一気に飲み干しました。
「さっき僕も飲んだんで、間接キスですね」
空になったボトルを受け取りながら、悠希が笑顔で告げます。
「ふふっ、確かに」
「それって、女性が上になる・・・」
これも女性誌では後背位には劣るものの、一般的な体位として紹介されていました。
「そうです。したことありますか?」
正常位しか経験のなかった萩子にとっては、当然未経験でした。イラストと一緒にあった説明文では、女性が動くように書かれていて、自分には縁のない体位だと感じていました。あると嘘をついて、上手く動けずに恥を掻くよりはましなので、誤魔化さずに正直に応えます。
「無いわ」
「そうなんですね!萩子さんも初めてなんだ。嬉しいなー。ぜひ、しましょう!」
(よかった、悠希くんも初めてなんだ)
初めてを共有できることを喜ぶ悠希に、萩子も嬉しくなりますが、念の為予防線を張るように伝えます。
「上手くできないかもしれないわよ、いいの?」
「もちろんです。そんなこと、全然気にしません。最初は上手くなくても、経験をしていったら上手くなりますよ」
萩子はどきっとしました。
「だ、だったら、じゃあ・・・し、してみよっかなー」
「やったー」
希望が叶った嬉しさに悠希は飛び跳ねると、
「ちょっと、水飲んできますね」
と言って、ダイニングテーブルに向かいました。
全裸の後ろ姿を見ながら、先程の悠希の言葉を思い返します。
(経験していったらって、それは、これからもあるってことよね)
悠希からのお願いで初めて肉体関係になってから、ほぼ月1回のペースで関係を持ち、今日で4回目でした。もちろん、最初からこんなに続くとは考えておらず、前回の別れ際に交わした“また”という言葉も、日が経つにつれて社交辞令的な台詞だったのではと感じるようになっていました。
それが、悠希とのメッセージ交換から誕生パーティーをすることになり、もしかしたらと期待していた通りにセックスをし、更に悠希は次も考えていることを知って、改めて悠希と不倫関係を営んでいることを実感します。
「はい、萩子さんもどうぞ」
差し出されたペットボトルが視界に入り、我に返ります。
「ありがとう」
悠希から受け取り、残っていたミネラルウォーターを一気に飲み干しました。
「さっき僕も飲んだんで、間接キスですね」
空になったボトルを受け取りながら、悠希が笑顔で告げます。
「ふふっ、確かに」

