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コンビニバイトの男の子
第2章 落とし物

もう何度目かもわからないキスから唇を離した後、萩子が悠希に囁きます。
「ベッドに横になろうか」
「は、はい」
抱きしめ合っていた躰を離しますが、全て離れてしまうのを名残り惜しく感じた萩子は、悠希の腕に触れたままベッドに横たわりました。
悠希が萩子に覆い被さってきます。ただ、体重が掛からない様に両腕で支えているので、重さは感じません。
(悠希くん、気を使ってくれてるんだ)
初々しさが可愛らしく思えてきます。
上になったことで、悠希は自ら唇を合わせると舌を積極的に動かし、萩子はされるがまま全てを任せます。悠希の唾液が萩子の口内に流れ込み、舌を絡める動きで萩子の唾液と混ざり合って萩子の口内に溜まります。
(悠希くんの唾液がいっぱい・・・)
ついに、溢れ出た唾液がよだれとなって萩子の唇の端からゆっくり頬を伝って滴りました。
萩子が、溜まった唾液を嚥下します。
(こんなことしたの初めてだけど・・・、なんか美味しい)
飲み込むときに微かにごくりと喉が鳴りました。その音に気付いてようやく唇を離した悠希が、萩子を見つめます。
「すみません・・・」
萩子もうっすら目を開けて、うっとりとした表情で見つめ返しました。
「ううん、気にしないで」
(悠希くんと、もっとキスしてたい・・・)
萩子は再び目を閉じ、悠希の唇を求めて顎を上向けます。悠希が顔を寄せようとして萩子の口から流れたよだれに気が付き、頬に唇を寄せ舌で舐めとりました。
頬にざらついた舌が這い回る生温かさを感じた瞬間、萩子ははっとして我に返りました。
(これは練習なのに、私、何考えて・・・)
背中に回していた手を離し、キスを続けようとしている悠希の胸に手を当て動きを制すると、そのまま押し戻しながら起き上がります。鼓動が速くなり、こっそり深呼吸をしました。
「これが恋人同士のキスなんですね。すごい気持ちよくて、なんか夢中になっちゃいました。すみません」
悠希はやりすぎたと感じたようで、そう言って律儀に謝ります。
「そ、そうよ。恋人同士のキスはこうやってするの。キスは、ここまでにしましょう」
内心の動揺を隠すようにそう言って悠希から少し離れ、服装を直したり髪を整えたりしました。
(頭がぼーっとしてる)
「ベッドに横になろうか」
「は、はい」
抱きしめ合っていた躰を離しますが、全て離れてしまうのを名残り惜しく感じた萩子は、悠希の腕に触れたままベッドに横たわりました。
悠希が萩子に覆い被さってきます。ただ、体重が掛からない様に両腕で支えているので、重さは感じません。
(悠希くん、気を使ってくれてるんだ)
初々しさが可愛らしく思えてきます。
上になったことで、悠希は自ら唇を合わせると舌を積極的に動かし、萩子はされるがまま全てを任せます。悠希の唾液が萩子の口内に流れ込み、舌を絡める動きで萩子の唾液と混ざり合って萩子の口内に溜まります。
(悠希くんの唾液がいっぱい・・・)
ついに、溢れ出た唾液がよだれとなって萩子の唇の端からゆっくり頬を伝って滴りました。
萩子が、溜まった唾液を嚥下します。
(こんなことしたの初めてだけど・・・、なんか美味しい)
飲み込むときに微かにごくりと喉が鳴りました。その音に気付いてようやく唇を離した悠希が、萩子を見つめます。
「すみません・・・」
萩子もうっすら目を開けて、うっとりとした表情で見つめ返しました。
「ううん、気にしないで」
(悠希くんと、もっとキスしてたい・・・)
萩子は再び目を閉じ、悠希の唇を求めて顎を上向けます。悠希が顔を寄せようとして萩子の口から流れたよだれに気が付き、頬に唇を寄せ舌で舐めとりました。
頬にざらついた舌が這い回る生温かさを感じた瞬間、萩子ははっとして我に返りました。
(これは練習なのに、私、何考えて・・・)
背中に回していた手を離し、キスを続けようとしている悠希の胸に手を当て動きを制すると、そのまま押し戻しながら起き上がります。鼓動が速くなり、こっそり深呼吸をしました。
「これが恋人同士のキスなんですね。すごい気持ちよくて、なんか夢中になっちゃいました。すみません」
悠希はやりすぎたと感じたようで、そう言って律儀に謝ります。
「そ、そうよ。恋人同士のキスはこうやってするの。キスは、ここまでにしましょう」
内心の動揺を隠すようにそう言って悠希から少し離れ、服装を直したり髪を整えたりしました。
(頭がぼーっとしてる)

