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第2章 落とし物

頭の片隅で普段の自分じゃ無いことに気が付いていますが、更なる興奮への欲望が溢れて止まりません。強い性的興奮で声がうわずるのも構わず、濡れているショーツを見入っている悠希に声を掛けました。
「下着の染み、すごいでしょ」
悠希は染みに魅入られたように視線を外さず頷き、萩子に訊きます。
「女の人は皆、こんなふうになるんですか？」
「感じると、こうなるの」
「萩子さん・・・」
「悠希くん、キスもおっぱい触るのも上手だったから、感じてこんなに濡れちゃった」
卑猥な会話を交わし、新たな興奮でゾクゾクしてきます。ジワリと愛液が湧いてくるのがわかりました。
「あぁ、また・・・」
陰部に当たるところは既に充分濡れているため、新たな愛液を吸収しきれずに流れ落ち、染みの下側部分が広がっていきます。悠希は言葉も無く広がる染みを見続けていました。
そんな悠希を見て萩子は、更に恥ずかしい欲望が芽生えます。
（直に、見られたい）
もう自他共に知られている、性的なことに奥手で受け身の萩子ではなくなっていました。
「これも脱がせて欲しい」
萩子のお願いに、悠希が顔を上げました。
「はい」
その声は擦れていて、緊張していることがわかります。ゆっくり萩子に近づき、ショーツの両端に手を掛けます。その手は少し震えていました。
萩子はＭ字に開いていた脚を軽く閉じてくの字に戻すと、再び腰を浮かしました。お尻の方からゆっくり脱がされていきます。お尻が剥き出しになると共にショーツの前側が捲れていき、萩子の恥丘に生える陰毛が露わになってきました。
清楚な雰囲気の見た目とは違い、萩子の陰毛は比較的多めで、軽く縮れています。短いシャワー時間で充分な手入れができなかったため、陰毛は長いままでした。ショーツを脱がされたことで、恥丘部分の陰毛が抑えられていた状態から解放されて、逆立つように盛り上がります。
（毛が逆立って、いやらしい・・・）
手入れ出来なかったことを恥ずかしがるよりも、そのいやらしい見た目にまた性的興奮の痺れが襲ってきました。
更に足元へ脱がされていきますが、陰部のところが濡れているために張り付いていて、ショーツが裏返しの状態になります。萩子がその部分に注目していると、ショーツが剥がれる瞬間、ねっとりとした愛液が数本糸を引いてプツッと切れました。
「はあぁ・・・」
萩子は興奮に感極まり、熱い溜息を漏らします。