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コンビニバイトの男の子
第1章 プロローグ ~日常の扉~
『この前はこっちの服だったから、今日はこれにしようかなー』
寝室のクローゼットの前で呟きながら、萩子はニットのセーターと膝丈のスカートを取り出す。
部屋着からその服に着替えると、ベッドの横にあるドレッサーに座り、ボブカットにしているストレートヘアを整えた後、メイクも施した。
コンビニに行くだけにしては少し念入り過ぎる気もするが、かなり時間を掛けて鏡に映る姿を眺めてチェックをしている。特に口紅の色が気になるようで、何度か近付いたり離れたりして見ていた。
『絶対覚えてないし、これでいいか』
またも自分を納得させるように言ってコートを羽織ると、リビングに戻る。
手早くバックを取ると玄関に向かい、シューズボックスに備え付けの姿見でもう一度全身を確認した。
『あっ、眼鏡忘れてるっ』
ぱたぱたと早足でリビングに戻って眼鏡をかけ、玄関に戻ると再度鏡を見て確認する。
『これでよしっ』
今度は納得したことを呟くと、玄関の扉を開けて足取り軽く外へ出て行った。
・・・
寝室のクローゼットの前で呟きながら、萩子はニットのセーターと膝丈のスカートを取り出す。
部屋着からその服に着替えると、ベッドの横にあるドレッサーに座り、ボブカットにしているストレートヘアを整えた後、メイクも施した。
コンビニに行くだけにしては少し念入り過ぎる気もするが、かなり時間を掛けて鏡に映る姿を眺めてチェックをしている。特に口紅の色が気になるようで、何度か近付いたり離れたりして見ていた。
『絶対覚えてないし、これでいいか』
またも自分を納得させるように言ってコートを羽織ると、リビングに戻る。
手早くバックを取ると玄関に向かい、シューズボックスに備え付けの姿見でもう一度全身を確認した。
『あっ、眼鏡忘れてるっ』
ぱたぱたと早足でリビングに戻って眼鏡をかけ、玄関に戻ると再度鏡を見て確認する。
『これでよしっ』
今度は納得したことを呟くと、玄関の扉を開けて足取り軽く外へ出て行った。
・・・