この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
コンビニバイトの男の子
第2章 落とし物
その言葉で、萩子は唐突に行為前の貴之の行動が思い浮かびました。結婚後しばらくは二人だけの生活を楽しみたいとの貴之の希望で、安全日でも必ずコンドームを使っていたこと、そして数少ない行為ながら、切らさないように予備を”ちゃんと用意”していたことを。
(あっ!もしかしたら)
「ちょっと待ってて」
そう悠希に告げると、2つのベッドの間にあるサイドボードに躰を向けました。
(たぶん、あるはず・・・)
貴之が行為の前にいつも触っていた引き出しを開けます。
「・・・あった」
そこに、封を開けたコンドームの箱がありました。何時購入したものかはわかりませんが、使用期限は切れていませんでした。その箱に残っていたコンドームの1つを取り出し、悠希に差し出します。
「これ、使って」
「いいんですか?」
「うん」
(大丈夫。いくつ残っているかなんて覚えていないはずだし。それに、きっと、もう・・・)
萩子が心の中だけで応えます。
「ありがとうございます」
悠希がホッとした表情で、コンドームを受け取りました。
萩子は、セックスするときに使うコンドームを自ら悠希に手渡したことで、いよいよ悠希とセックスをするんだということを意識しました。もう一度コンドームを着け始める悠希の手元を見つめます。肉棒は萎えることなく力強く勃起したままでしたが、最初より大分落ち着いたようで、今度は戸惑うことなく着け終わりました。
「それ、預かるわね」
使用済みのコンドームと包みを受け取ると、ベッド横のゴミ箱に入れます。
「じゃあ・・・」
萩子が声を掛けてベッドに仰向けになり、3度目のM字の姿勢になりました。悠希の肉棒を受け入れるために、今までよりも両脚を大きく開きます。
「脚の間に・・・」
悠希が、その言葉に無言で躰を移動してきます。これから行う初めてのセックスへの緊張と興奮で、顔が強張っていました。
その様子を眺めながら、萩子は貴之と最後に躰を重ねた、1年前のことを思い出します。
(そういえば、あの時は最後まで・・・。だから、もっと前になるんだ)
(あっ!もしかしたら)
「ちょっと待ってて」
そう悠希に告げると、2つのベッドの間にあるサイドボードに躰を向けました。
(たぶん、あるはず・・・)
貴之が行為の前にいつも触っていた引き出しを開けます。
「・・・あった」
そこに、封を開けたコンドームの箱がありました。何時購入したものかはわかりませんが、使用期限は切れていませんでした。その箱に残っていたコンドームの1つを取り出し、悠希に差し出します。
「これ、使って」
「いいんですか?」
「うん」
(大丈夫。いくつ残っているかなんて覚えていないはずだし。それに、きっと、もう・・・)
萩子が心の中だけで応えます。
「ありがとうございます」
悠希がホッとした表情で、コンドームを受け取りました。
萩子は、セックスするときに使うコンドームを自ら悠希に手渡したことで、いよいよ悠希とセックスをするんだということを意識しました。もう一度コンドームを着け始める悠希の手元を見つめます。肉棒は萎えることなく力強く勃起したままでしたが、最初より大分落ち着いたようで、今度は戸惑うことなく着け終わりました。
「それ、預かるわね」
使用済みのコンドームと包みを受け取ると、ベッド横のゴミ箱に入れます。
「じゃあ・・・」
萩子が声を掛けてベッドに仰向けになり、3度目のM字の姿勢になりました。悠希の肉棒を受け入れるために、今までよりも両脚を大きく開きます。
「脚の間に・・・」
悠希が、その言葉に無言で躰を移動してきます。これから行う初めてのセックスへの緊張と興奮で、顔が強張っていました。
その様子を眺めながら、萩子は貴之と最後に躰を重ねた、1年前のことを思い出します。
(そういえば、あの時は最後まで・・・。だから、もっと前になるんだ)