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コンビニバイトの男の子
第10章 耽溺
「ごめんなさい、時間かかっちゃって」
「ううん、こっちこそごめんね。気使わせちゃって。次のお泊り女子会で行きたいとこ、なんかある?」
「そ、そうですね・・・。あ、この前は海だったんで、今度は高原とかどうでしょうか」
「やっぱり秋は高原よねー」
3人がまた話し始めたのを見て、ほっとします。
(なんとか誤魔化せたようね)
できあがった紅茶と新しいクッキーの袋をトレイに載せて、カウンターに置きました。
「彩花さん、悪いけどこれ」
「はい。ありがとうございます」
「私、ちょっとトイレに・・・」
「どうぞー」
「だから、何で萌ちゃんが言うのよ」
華やかな喧騒を後にして廊下に出ると、こっそり2階に上がります。
(最近、私おかしい・・・)
先程の短時間の追憶で、股間が濡れてきているのを自覚していました。歩いてる感じから、ショーツに染みができてそうな程溢れているのが解ります。
寝室のチェストから替えのショーツを持って足早に階下へ下りると、トイレに籠もりました。
(こんなに・・・)
脱いだショーツに予想以上の染みの広がりを目の当たりにして、また躰が熱くなります。新しいショーツに履き替え、汚れたショーツを脱衣室の洗濯かごの奥底に丸めて押し込むと、淫らな妄想に性欲を燻らせたままの躰で何事も無かったかのように3人の輪の中に戻ります。
「次のお泊り女子会、どうなりました?」
気づかれたらどうしようという不安と、気づかれるかもというスリルを味わいながら、萩子はその後も女子会を愉しんだのでした。
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