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コンビニバイトの男の子
第10章 耽溺
『そうだったんですね。すみませんが、明日1限から講義があるので、そろそろ寝ますね。おやすみなさい』
「あ、うん。おやすみ」
あっという間に通話が切れました。
悠希と話をしたことで頭が冴えてくると共に、テレビの音も戻ってきます。家電の通販番組から替わったジュエリーの番組も終わろうとしていました。
(もうこんな時間なんだ。私も寝なきゃ)
床に落ちていたリモコンを拾って、テレビをオフにします。リビングが静寂に包まれました。
ローテーブルを元の位置に戻して、リモコンを置きます。
(結構な音してたと思うけど、貴之さん起きてこなくて良かった。ま、起きてこないだろうと思ってたけど)
「ふーっ」
萩子はソファに再び躰を預け、大きく溜め息をつきました。
(それにしても・・・)
悠希の言葉で巧みに絶頂まで導かれたことを思い返します。
(こんな気持ちいいオナニー初めてだった。セックスだけじゃなく、オナニーまで変えてくれるなんてね)
それと共に、卑猥な言葉も口にしていたことも思い出しました。オナニーで初めての快感をもたらした2本の指を目の前にかざします。付け根に、白濁した愛液が乾燥して固まり、こびりついていました。
「指ち◯ぽ・・・」
萩子が呟きます。その言葉は、ひんやりとする空間に広がり消えていきました。
裸身を晒したままの下半身に視線を移すと、同じように白濁した塊が、無毛の陰唇周囲に輪になっています。
「また、シャワー浴びないと・・・」
萩子は散乱していたパジャマの下とショーツを手に取ると立ち上がり、未だに余韻の残った躰を引きずるように、おぼつかない足取りでリビングを出ていきました。
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