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コンビニバイトの男の子
第3章 お土産

(あの時は危なかったな)
貴之が片付けの手伝いで生ゴミを捨てようとした時はおもわず大きな声が出てしまい、取り繕うのに苦労しました。使用済みのコンドームを持って帰ると言った悠希の申し出を申し訳なさから断り、ゴミ箱の底に隠して捨てていたのでした。
何とか切り抜けてお風呂に入ったときに、ようやく一息つけました。
その日の最後、書斎の貴之に焼き菓子を渡し終えて寝室に入ると、すぐにベッドに横になりました。そして、流されて起こしてしまった昼間の過ちを反省し、もう2度としないと心に誓いながら、久しぶりに感じた躰の昂ぶりによる疲れと、極度の緊張からの開放感であっという間に深い眠りに付いたのでした。
その後も罪悪感から顔を合わせづらく、先程のように洗い物を残すなどしてなるべく避けるようにしていました。貴之の方も、仕事の忙しさから毎晩食後に書斎に籠もるようになったため、必然的に顔を合わせる時間が減っています。貴之が萩子の変化に気が付いた様子はありませんでした。
貴之が片付けの手伝いで生ゴミを捨てようとした時はおもわず大きな声が出てしまい、取り繕うのに苦労しました。使用済みのコンドームを持って帰ると言った悠希の申し出を申し訳なさから断り、ゴミ箱の底に隠して捨てていたのでした。
何とか切り抜けてお風呂に入ったときに、ようやく一息つけました。
その日の最後、書斎の貴之に焼き菓子を渡し終えて寝室に入ると、すぐにベッドに横になりました。そして、流されて起こしてしまった昼間の過ちを反省し、もう2度としないと心に誓いながら、久しぶりに感じた躰の昂ぶりによる疲れと、極度の緊張からの開放感であっという間に深い眠りに付いたのでした。
その後も罪悪感から顔を合わせづらく、先程のように洗い物を残すなどしてなるべく避けるようにしていました。貴之の方も、仕事の忙しさから毎晩食後に書斎に籠もるようになったため、必然的に顔を合わせる時間が減っています。貴之が萩子の変化に気が付いた様子はありませんでした。

