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コンビニバイトの男の子
第3章 お土産
「この和菓子、ほんと美味しいですね」
「でしょ、また食べたかったのよねー」
「この抹茶とも、すごく合います」
リビングのソファに座り、お土産の和菓子を食べているふたりは、前のように打ち解けて話ができるようになっています。
萩子は、途中だった旅行の話の続きを促しました。
「それでさっきの話だけど、旅行で彼女さんと上手くいかなかったの?」
「いえ。旅行の時は、おかげさまで・・・」
一瞬恥ずかしそうな顔をしましたが、すぐに真面目な顔になります。
「こんなこと、萩子さんにしか言えないんですが」
そう前置きして話し始めました。
「旅行の時は彼女と初めてだったので、自分のことで精一杯で彼女の様子まで見る余裕が無かったんです。でも、その後何度かして、彼女が、その・・・、あまり気持ちよさそうじゃないってことに気がついたんです」
「どうしてそう思ったの?」
「恥ずかしいんですが、アダルトビデオとか、ネットでそういう動画を見ることがたまにあって」
「そうなんだ。まー、男の子なら見たくなるわよね」
「同じようにしてるつもりなんですけど、その女性のような反応が無くて、それで・・・」
それを聞いて、萩子は少し笑いました。
「私は見たことないけど、そういうのはほら、演出?みたいなので、大袈裟な演技してるだけじゃないのかな。みんながみんな同じじゃ無いから、気にしないほうがいいわよ」
「僕もそうだと思ってるんですが、あまりに反応が無いので下手なんじゃないかと自信が無くなってきて」
「そんなこと無いって」
「・・・この前した時は焦りなのか、あの・・・勃たなくなってしまったんです」
悠希が俯きます。
その言葉を聞いて、萩子はどきっとしました。
(貴之さんと、おんなじようなことが・・・)
1年前の貴之の姿が頭に浮かびました。その夜の行為のとき、貴之のものが硬くならずに挿入出来なかったのです。うなだれ申し訳無さそうに謝る貴之の姿と、目の前の俯く悠希が重なります。
「悠希くん、気にし過ぎよ。自信を持って」
萩子は励ますように言います。すると悠希が顔を上げました。
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