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第3章 お土産

その時、悠希が萩子の両手を掴みました。
「こうしたら、上にずれていかないので」
腕を引くようにしながら、ぐっと腰を前に突き出します。
「あはんっ」
確かにずり上がることはありませんでしたが、その分より深いところまで肉棒が侵入してきます。
（こんな奥までなんて、悠希くんが初めて。貴之さんのは、ここまでは・・・）
そんなことを考えていると、更に悠希は、
「あ、リコはこうする方が好きなので」
と言って掴んでいた手を離し、自分の両掌を萩子の両掌に合わせて指を絡めました。
悠希が少し力を込めるのに合わせて、萩子も強く握り返します。お互いの手をしっかりと掴むことで、必要とし合っていることを強く感じました。
「この繋ぎ方、好き」
思わず、そう呟いてしまいます。
「はい。僕も、こうして手を繋いで動くの好きなんです」
そう言うと、抽挿を再開しました。好きな動き方で興奮が増した悠希は、抽挿の速度を上げます。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
「ああっ、ああっ、ああっ」
リズミカルな動きに合わせて、喘ぎ声を奏でます。
萩子は蜜壺内で肉棒が更に硬くなってきたのを感じました。反り返る強さも増して、中の上側をごりごりと抉られる感触に快感が昂まります。そこは挿入前に指で刺激され、もっと愛撫を望んでいた箇所でした。粘度の高い白濁した愛液が糸を引いて肉棒に纏わりつきます。
（これっ、気持ち良すぎておかしくなっちゃう！）
これ以上無いと思っていた、指の愛撫で感じた気持ちよさを更に超えた快感に萩子は翻弄されます。このまま更に快感が増していく不安を抱きつつ、その未知の領域への誘惑も芽生えかけた時、悠希が限界の訪れを告げました。
「ああっ、萩子さん。逝きます！」
同時に、勢いよく腰を萩子に打ち付けます。
「ああっ！凄い！！」
萩子は、膣中で悠希の肉棒がびくびくと痙攣すると共に、膣奥に熱を感じ、悠希が達したことが判りました。
「はあぁ」
満足げな表情で息を吐いた悠希が、肉棒を萩子の中から抜き出します。ぶるんと勢いよく跳ね上がったその先端には、コンドームの中に大量の精液が溜まっていました。
（あんなにたくさん。悠希くんも、私の中でいっぱい気持ちよくなってくれたんだ・・・）
手際よくコンドームを外す悠希を眺めながら、萩子は嬉しくなります。